大江戸ロケット/グレンラガン

大江戸ロケット11話。確かに、試験打ち上げのたびに制御装置(カラクリ)やロケット本体、それにノガメ(ノズル)を損耗していてはビンボ長屋としては辛いこっちゃな。その状況を打破するアイデアは水上試験…って、なんか余計に城下の紊乱を招きそうな気もするなあ、と思ったら案の定でありました。という。


一応はマトモに試験しようとする流れから、鉄十とツンデレ椎名キャラが介入してきてどんどんムチャになってく展開はこの作品らしくて良かったっす。ツンデレさんのヤッツケエンジンがなんかツボでした。パルスジェットもどきだなアレ。…ってェか、小西克幸の人はまだハトのまんまなのか! まさか次回に引っ張るギャグとはねー、ってこの調子じゃ戻れんぞ? ええのんか?


天元突破グレンラガン19話。シモンは死刑宣告を受け、ロシウは大衆の支持をとりつける。シモンとともに闘い、ロシウの命を受けるキノンは「あなたはロシウのことを何も判っていない」と言う。そう、それは正しい。お互いに、だ。


このアークは90年代的作品を意図しているそうだけど、なるほどこの「どっちの方向にも行きづらい」という閉塞感の出し方は如才ないね。それでもキッチリロボバトルシーンを盛り込んだりして、目先のニンジンを切らさないようにはしてるけど。CGの異質感を逆手に取った異様な雰囲気や、ばかに鋭角的な板野サーカスなどは目新しい映像で悪くない。ま、スプリングボードのシーケンスの宿命としてタルいっちゃタルいんだけどね。


…見てるときは「ちぇ、鬱陶しいの」と思いつつ、後からモヤモヤ思い出してみるとなんかワシ、ロシウ的キャラパターンは好きやな。シモンをロージェノム扱いしといて自分が一番それに近くなってたり、無私の思いでどんどん裏政治に精通してったり。あとはキノンのちちですかね。ええ。ちち。


●空少女さんたちはめんどくさくなったので、平伏しつつリタイア。もうおっちゃんこらえ性が無くなってきてねー。