ギャップ萌えたり萌えなかったり

●買い物してたら後ろの方で声がしてて、どうやらご夫婦のようだ。しかしそれにしてはやり取りが荒っぽいな、と思いつつそっちの方へ行ったら鳶職さんらしきおっさん二人連れだった。日に焼けて干し固めたようなゴッツい方のおっさん、中背だがいかにも腕っ節の強そうなこの人の声がキャワイイ女性ボイス。…おっさん同士ならそら荒っぽいと感じるわな。外見とのギャップも相俟ってかなりビビったけど顔には出さぬ。


しかしホンマ、声質だけ聞いてると乱暴口調のオレっ子キャラだなあ。おまけに関西弁。属性の塊であっておっさん萌え。


●外見と声とのギャップはウリになるなら頼もしい。今で言うならクロさんでしょうかね。昔で言うなら南州太郎…ってそれは「オジャマシマス」とかそんなんだけか。だけどそれがマイナスに働くとちと辛い。上記おっさんはまだウリとも言えるが、例えばそのう、モデル出身のかっちょいい女性がいざTVで喋りだしたら案外ヘボっちい声だったりね。それが親近感に繋がるようならまだ良いが、ただのへボ声だったりすると、ねえ。誰とは言わないけれど。


これはモデルさんたちが積極的に多方面へと進出してくる等、業界のボーダレス化が進んでいる昨今特有の話題だろうか、と思いかけてそうでもないなと考え直す。そうだよ、サイレント→トーキー移行時の映画業界にもそんなケースがあったと聞いたよ。それで消えちゃった俳優さんも多かったのでしょうかねえ。


●…逆のパターンは…声優が顔出ししてガッカリされるってヤツか? エエやんねえ別に。ワタシらは純粋にお声に惚れているのであるからさ。これ以上は特にツッコまないけど。