結界師/絶望先生

結界師28話。黒芒楼さんは人の皮をかぶって襲来する。「烏森について話し合いをしよう」と言いますが、結局は早々にウルティマラティオでフッフッフ、ってのはお約束。結界師側はこの期に及んで先代の援助を切ってしまったので、さてこの圧倒的不利な状況をどう切り抜けるのか。平田広明の人は人間皮の都合上本調子ではないようなので、そこに光明がありやなきや。…という。


「人の皮を被るのはハンデだ」と嘯く通り、底知れぬ力量を感じさせるアヤカシ側は確かに恐ろしげではある。話し合いとして机を並べようとしてたり、アイヒの人にお母さんネクタイ結んでェ状態で扱われたり、そういうとぼけたシーンもその落差として効果的。だし、なんか妙に萌えるし。それにしても、形式上とはいえやたらと話し合いにこだわるのは何故なんだろうな。背後にエイリアン・メフィラスでも居るのか?


今まで回想シーンのみの登場であった母が再登場。手紙だけだけどね。なんだかこのキャラも常人の理屈を超越してそうな感じがしますが、どんな人になってんのやら。あと、予告を見る限り次回はアクションシーンに気合入ってそうですな。


●新番組・さよなら絶望先生。原作は「それほど良いファンではない程度」に読んでいる。新房監督によりアニメ化するってのを聞き「あ、なるほど」と思ったのだけれど。確かに親和度は高そうですね、って。


んで本編であるが…うーん、スタイリッシュさのセンスは極限的。画面上の彩度やアングル、提示されるテンポなどはなんかもう芸術映画の域に近い。ただ、それが面白さに寄与してるかっていうと疑問ではある。元々言語・語彙系のギャグ作品だし、絵的な凝り方は却ってその要素をスポイルしているように思える。つーかぶっちゃ毛うざったらしい。ギャグって難しいね。


…あと、黒板などの書き込みネタにはツッコまない。ネタの質云々の前に、ワシのテレビじゃ読めないしな。


てことで、30分見つづけるにはちとしんどかったなあ。オールドタイプたるワタシにとってはマンガ状態でテメエのテンポで読んだ方がエエかもしれん。ああ、EDは明るい不穏さが出ててなんか良かったなあ。かっちょええの。