古のもの

●鉄筋コンクリ構造物の、あの「古くなっても味が出ない」加減ってのは何なんだろう。いや、ワタシは好きよそういうの? でも世間一般的では、年経た古城とか山奥の古民家とかに比べると、戦後すぐの古アパートとかにはそれほど価値を見出してくれへんでしょ? 差別よ差別よキーッ!


まァ実際のところ、古コンクリを賞玩する文化的な共通脳内回路がまだ出来上がってない、ってこともあるんでしょうけどね。起源自体は古いものの、盛大に利用されだしてまだ百年二百年の素材だからなあ。今人類は「年経たコンクリ構造物」というものを初めて見始めたのであるよ。そら楽しみ方が判らんでもしゃあない。


上でも書きましたが、ワタシは古コンクリとかも好きなんですけどね。あとサビッサビの鉄筋とか。そういう方も少なくないのではと思うけれど、石碑や古民家の賞玩され具合に比べるとまだマイナーな嗜好ではある。しかし三百年後にはどうなってるか判らない。つまりドマイナーになってる可能性もあるってことですが。


…という話に関係のあるようなないような、そんな絵。

いや多分関係ないと思います。


●閑話。古民家ってカタカナで書くとなんかロシヤ語みたいね。コミンカ。クビンカにあるコミンテルンでコミンカ。ダー。あとルビヤンカってのは関西弁っぽい。同志、私がこっそり所有している西側文書のこの小さな文字は何だろう。それは所謂ルビやんか、お前の行き先ルビヤンカ。ダー。