あさっての方向。

あさっての方向。4話。去年と同じ花火を見ている。去年から変わってしまった二人が見ている。しかし彼らはまた、同じ道を歩もうとしている。メガネロリに身を包んだツン女の手引きによって、おずおずながら彼らはスタート地点に立つ事が出来た。さて、これからがホンマのドラマでありますかな。


てことで、危なく録画したまんま見逃すとこだった。酒呑んで忘れてたよ。


今回は「実はあのナイスバディ娘はあんたの妹だよ」ってことを得心させるまでの30分。それも唯一明示的な証拠じゃなくて、料理の味だとかちょっとした仕草とか、そういう雰囲気の積み重ねによるジワジワ話なんですよな。あと、どうにもほっておけない大人からださんのパーソナリティもか。とにかくもう、「間」と「細部」で見せる芸風は徹底しておりますな。


それまでのタメによって、クライマックスの花火シーンの「こんなに大きくなっても、私は大人じゃない」という泣き芝居は効果抜群になってたな。かなり悠長な作品ではあるけれど、こういうツボの押さえ方はやっぱ上手い。


にしても、椒子さんの「その言葉がどれだけからだちゃんを傷つけたのか判るでしょ」は、オイオイあなたが言いますか、って感じではありましたけどね。


どうでもいいけど、黒バックに砂が降り積もるあのアイキャッチ、なんか松竹映画のOPロゴみたいに見える。…ホンマにどうでもエエことやな。