エウレカセブン/蟲師

エウレカセブン44話。残すところあと6話らしい。…みんな思ってることでしょうがね、何とかなんの? いや、投げっぱなしでもオープンエンドでもいいんですけどさ。おもろければね。


さて。ドミニクのボンボンが見るのは強化人間製造過程の残酷物語…って言うほどショッキング映像じゃないんだけど(このアニメにしては、だが)。ドミニクは自らの無力と逆境に涙する。アネモネ一人救えないのか! と。ヒゲ艦長とは格も器も違うように見えたが、ここにきて共通の立場を見出したか? 


そしてレントンエウレカ組は未だに何もせず。エウレカの黒化は、体の崩壊による精神不安かなんかでしょうかね。ま、このグズグズ展開はクライマックスへのスプリングボードなんだろうけど、どうも作為っぽさが目立つんだよなあ。終わりの数話をバカテンションで突っ切るくらいの方が好きなんだけどね、個人的には。


●気が乗ってきたのでまた描いた。鏡面対称でEUReKA7/エウレカセブン。色もエウレカっぽく。



蟲師17話。蟲師ギルドの文書伝達サーヴィス話。あー、なるほどねえ。この世界電信や電話なんかないからな。蟲なんてなワケ判らん存在がありゃ何とかなるか。普通の手紙とかはあんだろかね?


蚕の繭に巣食う「ウロサマ」(虚様、か?)という蟲。その蟲を利用して文をやりとりする双子娘とジジイだけど、不注意から双子の片割れは虚空の彼方へと消えてしまう。残った娘は今も、そのことを気にかけているが…。


今回はわりとアッサリした構造の話でしたね。もう少し悲劇や無常方面に振ることも出来ただろうけど。代わりにちょっと面白かったのが「ウロ繭」というシステム。元は一つである繭を二つに分け、そこに居た蟲に情報を伝達させる。これ、虫を介した量子テレポートですな。EPRパラドクスだ。トンネル効果みたいな言い方もしてたなあ。ノエインの篠原さんは、絶臨なんかをどうこうするより蟲師を探した方が早いぞ?


先代のウロ繭取りに青野武。子取り的な恐いジジイかと思いきや結構エエじいさん、みたいな役は自家薬籠中でしょうな。あと、双子の子役さんが妙にかわいくてよかった。