●ダンダダン・9話。学校水中バトルの決着編。全編がほぼ水域での多対多マッチという変則的な戦いで、バトルシーケンスの組み立てもあっちこっち多岐にわたってていささか散漫とも言えるが、それだけに「何をやってもまだ危機が来る!」ってな畳みかけ感は分厚い。…味方三人が合体したら敵三体も合体してんの、律儀だねえ。そのドタバタのオチが三人そろって素っ裸で「もうコリゴリだよー!」という…あいっかわらずセンスがふた昔古いんですよ! 今更ですけどね。
VSシャコ星人のとこ、リゲインの歌→バルタン星人→タイガーアッパーカット、と無茶苦茶かつ即物的すぎるパロディ連打。改めてアニメで見るとホンマすっげえ頭悪い(一応誉め言葉)なあ…。確か原作漫画だとここまでまるまる歌ってなかったと思うリゲインの歌、原典のままほぼひと回しやり切ったのはえらいというかなんというか。スタッフロールで権利関係出てくるかなと思ったら「ドーバーデーモンの歌」とだけ出てきた。…それでいいんだ…。
いつも通りよく動くんだけど、今回は通常に輪をかけてアニメーター個人の崩しとデフォルメが走った作画になってた印象。統括は誰のセンスだろうなと思ったけどスタッフにすんげえ人数の作監が並んでて、これは気合入ってると見るべきか必死のパッチだったと見るべきか。いやまあ、アチシは全編楽しかったので何も文句はないですけどね!