ゲッターロボ

ゲッターロボアーク・最終話。人類とゲッターが勝てばそれ以外の存在・恐竜人類も死に絶えるってことでカムイさんは超兵器「バグ」もてゲッターに対抗する。圧倒的なその破壊力に敗北寸前のタクマたち、の前に現れたゲッタードラゴン…ってとこで物語はおしまい。多分、原作もここまでで絶筆なんだろうな。エピローグでいろんな経過をすっ飛ばし、火星の牢獄で再開するアークチームとおっそろしいゲッターっぽいの(?)でシメ、という投げっぱなし方は、何というか誠実さを感じさせるとも言える。あと神隼人さんの覚悟のキマり具合がキッチリ描写されててよろしかった。この人はゲッターの影響無くてもイカれてるだろうな。

総評。作画はあまり安定しないし音響はどうも深みが足りないし、ってとこでそれほど予算を割いてもらえなかったのがよく判る作品ではある。一方で原作らしさを出来る範囲で充実させようとしたその意図もよく感じられる。今川鉄人28号が割と近いだろうか。本音を言うとこの脚本・演出そのままでもいいから、画面的な充実度(≒おかね)を2倍くらい増やした結果を見てみたかったって気持ちはあります。でもまあ、令和のこの世に於いてと考えるとこれがベストなのかもしれんなあ。

まあいいや、見てる間は俺、B級映画を楽しんでる感覚で見てて割と満足したしね。おもろかったっすよ。…けどしかしまあ、何をどうしたってゲッターエンペラーが倒すべき巨大ボスだわなあ。善悪超越してると言われても、アレを受け入れるには無限の度量が要るだろう。ま、ゲッターと同化すればそんな小さなことを気にしなくてもいいんだろうけどね! 多分ね!