BNA/波よ聞いてくれ

●BNA・9話。大きな緊張関係があるってことはそこに大きな動きがあるってことで、となるとそれに乗じて大きな利を得る者も出てくるってことである。人と獣人のギャップに乗っかって益をえようとしてんのがシルヴァスタさん、ってのはほぼ確定のようだ。市長や教団はその為のコマ、としか彼は思ってないんだろう。今回説明されたみちるさん(となずなさん)の「真実」とその事情も、シルヴァスタさんの目的に付随する単なる一面ではあろう。行動の人であるみちるさんは諸々納得いかんことが多かろうなとは思います。そういう理屈を横合いからぶん殴って解体するのが、こういう主人公の立ち位置だろう、けどね。さて。

波よ聞いてくれ・10話。メインの話は光雄さんとのひっどい別れ話を基にした、さらにひっどい安ホラーだか何だか判んないラジオドラマ。インプロビゼーションですか? まいいや。雨ん中死体を埋める穴掘りつつなんか生っぽいえっち話してるというシチュに照れてるミナレさんの感覚は割と正しい。つーかマトーさんはよく照れもせず演技できるねえ。ともあれ、この話がどこに行きつくのかは次週待ちだけど…予告がいつもに増して混沌としてて大丈夫かしらこれ。

伝説の音効というよく判んない存在二人に龍田直樹田中正彦。渋いベテランというキャスティングがなかなか渋い。あと名前(?)が加工猿と加工豚と表記するのね…。やっぱこの作品/作者のセンスはヘンだわ。ヘン。