すべてがFになる

すべてがFになる・8話。感覚遮断マシンの中で真賀田博士を見た西之園さんであるが、このマシンは研究所内に遍在するってことで「誰かのタチの悪いいたずら」ということになる。でもまあ、そんな単純なモンじゃないってのは(作劇上)明白だよね。あるとすれば博士は死んでおらず、あの死体は博士ではなかったということか。ネタ的には博士が既に電子の存在となってて研究所そのものとなっている、ってのがよろしいけども、この作品の「許容度」がどのくらいなのかはまだ判んないっすのでね。

前半ずっとヘンな水着姿でうろちょろしてる西之園さんがばかわいい…って程じゃないが、スキのあるお嬢さんってのはある種の魅力持ちではありますね。その点においてはシマダさんの方が前回からアレ度合いが高すぎるのではあるけれど。あと夜明け前のビルの屋上ってのは確かに妙な気持ちになる、そんな時間と場所だなあと思う。デジタルの力も借りてじんわりとあけてゆく空が美しく、この辺は美術の手柄が高かったな。