DtB

DARKER THAN BLACK・18話。チンピラさんとヤクザ兄貴話後編。惚れちまったからしょうがない、とバカな乾分はバカなりの筋を通さなきゃならぬのである。何故かってェと、それは兄貴がそうだったから。てことで、青臭い男と青臭かった男は最後にもう一度だけ交差した後、別々の道を歩んでゆく。別に意外なこともありゃしない、有史以来からの義理人情絵巻だ。んんーむ、誰がどうみても死ぬしかねえ菅原正志、かっちょええな。


この作品にしては珍しく女の人が死んだり毀れたりせず、ゲストキャラは割と幸せな結末を迎えたのでした。雰囲気は異なるけど、本質的にはあのヘボ探偵シリーズと似たような扱いといえるかもしれんな。割とワキ筋の賑やかし話で、既存のジャンルから枠構造を借りてくるという。つまりベタな道具立てはそれ自体が目的なので、まあ、文句を言うような筋合いじゃないんだろね。うん。


そういう意味では、感情が無くてかいらし感じのドールさんは「頭が弱い薄幸娼婦」という役にピッタリですな。いやまあ、そのものでもあるんだけど。あとヘイさんとチンピラ、冒頭のヤバい状況下では一気に立場(と言葉遣い)が逆転しちゃうのが各々のキャラらしくておもろかった。