タフの方舟2

●久しぶりに本を読み終わってから割としばらくぶりに本を読み終わる。ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟 2・天の果実」。去年の夏に一巻を読み終わってからほぼ一年ぶりに読了でありました。と言っても大方の部分は読んでたのであり、最後の一編だけ読まずに積読状態であったワケですね。本日やっと読み終わりました。


…ってことで読了時の感覚としては非常に満足の行くものではありましたが、最終編以外の部分は一年位前の記憶であるので、もうかなりいーかげんであります。そういうヘッポコ状態ながらの感想は、うーん…二巻目のエピソードはかなり落ち着いた/かつ重目のカラーの作品が多く、それはそれで一等級ではあるけれど、「どっちが好き」って訊かれたら「通俗々々してる一巻の方が好き」って答えるか。


ちうか、最初の方は「慇懃無礼で抜け目無いが色々と弱点も多い異形の男」であったタフさんが、後の方では「苦悩する半神」っぽい超越的な立ち位置になりかけてるんだよな。いかなる形態においても登場人物の変遷を書かずにおれない、というアチラさんの物語嗜好によるものでしょうか。当然悪くはないが、ワタシは一巻の「きらびやかな安っぽさ」がエかったな、ってことで。


画像は…これも多分一年位前に描きかけてほっぽらかしてた絵ですね。あんま上手くいかなかったヤツなので多くは求めないで下さい。トリー・ミューン女史。

ホンマは真っ黒けの肌色してるんですが、なんか映えなかったので浅黒い程度に塗りました。


あと、その頃描いたタフさんリカ・ドーンスターさん、これは再掲。…リカさんは好きなキャラだなあ。退場が惜しまれます。