デスノート/エマ

DEATH NOTE・24話。ヒグチさんの破滅とライトさんの復活、そして「エエモンライトさんシリーズ」の終焉譚である。「持参金」で二十円を回り持つみたいな種明かしはともかく、キャラカラーである赤とともに大復活のライトさんは過剰な劇的さでして、大向こうから「宮野屋!」の声でもかかりそうでしたぜ。


そのついでにこれまた復活のリュークさんであるが、改めてこの方は番組きっての萌えキャラ担当であるのだなあ、と思わされますわな。一挙手一投足にあの獅童声、この存在感によって一気に「あ、懐かしきあのデスノだわ」と感じますね。流石萬屋の問題児。関係無いか。


意外にもLさんにデスノートのカラクリをバラしつつ、まさかこんな形で、のトラップも大成功のキラであるが、Lはその流れに乗りつつ未だ喉の小骨が取れていない。あー、このアークのクライマックスは近いのかな? 楽しみに。


●新番組、英國戀物語エマ 第二幕。「第二幕」ってことで新番組扱いでいいのかな。前作のシマイは確か、エマさんが汽車ぽっぽでどっか行っちゃったシーンだっけか。てことでジョーンズ・エレノア・ハキムの微妙な交流を再帰しつつ、エマの新たな仕事風景の第1話。エマさんはメルダースというなんか肌の青そうなお館にてご奉仕である。…ああ、ドイツからのご一家でしたか。なるほどそれでそのお名前ね。


相変わらず苦労人体質にして不幸を背負い込み体質のお方である。なんとなく「端整な大映ドラマ」てな感じのこの作品ですが、第二幕になってもそのキッチリとした空気感は変わらない。曲尺と水平器で線を出したような画面はある意味堅ッ苦しいとも言えるが、禁欲的で古風な作品の味に良く合っているのでオッケーですよな。


一話見て前作のノリを思い出したので、また楽しみに見たいと思う。今後アホほど苦労していくんだろうなあ。あと、コミックビームのCMがあんなんだったのを思い出して懐かしいやら微妙であるやら。たまきちさんの絵はええなあ。