●なんでもかんでもオールインワン、というムチャなものは割と好きだ。ワタシは未だに携帯を所持していない穴居人だけれど、もし使いだしたら多分大好きになっちゃうと思う。テレビも見られてウェブブラウズもできてナビしてくれて写真撮れておまけに電話もできるのだからなあ。昔のマンガの博士くんだってこんなん持ってませんよ。ええ。
ただ惜しむらくは、今の携帯には無駄なゴテゴテ感が絶望的に足りない。デザインがしゅっとしすぎる。もっとこう…そうさなあ、20年前のラジカセみたいなデコボコというか…って所で思い出したものがある。ラテカピュータだ。
昔友人とバカ話してた時のネタに、「末端技術と先端技術」ってのがあった。先端技術ってのはそのものズバリ、この世で最新の素晴らしい技術のことだ。じゃ末端技術ってのは？ それはねえ、そっから先には未来の無い枝葉の先みたいな技術のことだよ。…えー、判ると思いますが先に断っときますと、本来あるかもしれない「末端技術」という言葉とは無関係ですよ？ いいですね？
その具体例として挙げたかったのが上記ラテカピュータ。名前通りですね、ラジオとテレビとカセットとコンピュータの複合機械。ラテカセですら大概ムチャな同居であるのに、このすし詰め具合はどうか。実はワタシ、未だホンマモンを見たことがないのであるが、きっと素晴らしく悪夢的なゴテゴテマシンに違いない。ああ素晴らしきかな末端技術。その恐竜的進化に栄光あれ！ おらもつれていってくだせ！
えーと、何の話だっけ。そうそう携帯の話。まあその、今は気楽に持ち運びできていいことだ、という、ね。まいいや。
●とか言いつつ、馬鹿みたいにシンプルな単機能メカも好きなんですけどね。特殊化の権化みたいなの。今時「電話だけ！」てな携帯は無いのかしらん。ああ、お年より向けのがあったっけ。アレって結構若手にも売れてたりしないのかな。
