ゼーガペイン

ゼーガペイン9話。量子テレポートの真実。それは、行うたびに自己の存在を不可逆に欠損させてゆくというものであった。記憶についてしか言及されなかったけれど、実際には人格そのものも崩壊していくんだろうなあ。


この喪失ギミックはなかなか効果的だけど、なら「量子テレポートとは別にバックアップ取っときゃエエんと違うか」って思うよな。人格データそのものがコピー不可、ということでは無いみたいだし。攻殻世界は基本的に不可だよね。ゴーストダビングは強烈な劣化を伴う…んだっけ。


カミナギさんの「(私の)バーカ。いいじゃん嘘だって」「中身が嘘でもいいの」の台詞。それに重ねられる虚構性の扱い。うん、今回も上手かったすね。なんてェか、端正な脚本構造というか。単なるノリで書いてないよなあ。


ソゴルが急に一人前扱いされてるが、なんか裏でもあるのでしょうか。出撃の条件として水泳部存続を訴えるバカが楽しいが、やはりこれにも裏がある様子。さてさて。…あと今回、威力偵察だの電撃戦(ブリッツクリーク)だの、妙にミリタリーな単語がイカしてましたな。