シャワートイレを買う

●10万円の使い道としてまずパソを購入してこれが6万足らず。しかし注文先から「コロナの影響下お船がなかなか出ないのでそちらへのお届けは7月下旬ごろになります」と言われた。2ヵ月後…買ったこと忘れてんじゃないだろうか。

とまれ、まだカネは余ってんので何かに使おうと思ってたんだけど、検索してたら電源なしのシャワートイレが四千円足らずであると言う。ウチは一つ二つ世代が前の安ユニットバスなので電源が取れず、諦めてたんだけども…イケんのか? マジか? とワクワクして調べてみると、どうもウチのトイレでは右側にスペースが足らず、どの機種も操作盤がつっかえて設置できそうにない。

ちくしょうぬか喜びさせやがって、と思いつつもうちょっと調べると、結構な件数で切り詰めてムリヤリ設置したり操作盤を左側に付け替えたり、という改造例が引っかかる。ははあ、みな同じようなこと考えてんだな。どうせ四千円、失敗してもそない惜しうもないわ…ってんでえいやで購入してみた、のがこないだである。

梱包を解いて仮設置してみるに案の定スペースが無くてそのままでは無理。とりあえずバラしてみると確かに、結構簡単な構造でありこれなら少々ムチャな切り張りしても大丈夫だろう、という目算が立つ。てことで、稀なる休日を狙って日曜大工、鋸挽いてネジ回して現場合わせでなんとか設置。すんなりとは行かなかったものの、結局何とかなったのは自分としては偉い方だ。

使用感は…うん、悪くない。ウチのトイレの水道は水圧が弱くてケツまで届くかなという心配があったが、問題なく洗浄してくれる。温水と冷水の2系統の作業するのがめんどくさかったので、シャワーの根元から直接分岐させて(アダプタ探しにホームセンターで迷ったりした)配管したのだが、少々操作の手間は増えたものの使う分には慣れの問題だろう。今んとこは何とかなっているな、って感じ。ま、こっからどうなるかやろね。海外メーカだし、耐久性がどこまであるかだろうなあ。

BNA/波よ聞いてくれ/啄木鳥

●BNA・8話。オオガミさんのバックボーンと彼の本当の敵、主人公の位置とは別レイヤの物語上位者(シルヴァスタ・銀狼教団・市長)の多重的な関係性…と物語の根幹部分の大事な話らしく、作画・脚本・演出の多面でリキの入った回。「なるほどこういう立ち位置か」と思わせた直後に「あれ?」と思わせる展開を持ってくるのが上手い。また中盤のヤバさん暴走のシーケンスはありがちなシチュだが、大怪我してるオオガミさんをさらに叩きつける・巨大な手でみちるさんを締め上げてからワンテンポ置いてもう片方の手で締め上げ追加・と作画だけに留まらない「ムチャな暴力」の演出が上々。総体として、俺うまいこと掌で転がされてんなあ、って話でした。

波よ聞いてくれ・9話。ラジオキッカケでかつて付き合った男と会う。今までの話聞くだにかなりクズっぽい男であるのは間違いないが、しかし実際会うと一見好青年である光雄さん。ミナレさんの所期の目的である復讐なりなんなりの意図がどんどんと減衰してゆき、ほだされてゆく過程を見る視聴者がヤキモキする流れを、クライマックスで一気に(文字通り)ひっくり返す鮮やかさ? だか何だかがとても良い。面白い技使いやがって…。多分天性のものであるクズ男を浪川大輔が実に的確に演じている。うん、適材適所だね! 多分ね!

●啄木鳥探偵處・8話。空を飛ぶ見世物人間に男装の麗人と、道具立ては相変わらず時代っけててよろしい。この「麗人」タマキさんが、割とめんどくさい立ち位置であるのに自立しており、かつあの拗らせた石川君をキッチリいなせる性格、ってことでなかなかのヒロイン。男装状況での謎めいた感じと、正体ばらしてからのちょっとした弱さのバランスもあざといことで。一方で石川君の体調は不可逆に悪化している。今んとこはよくある「物語に出てくる労咳病み」な程度ではありますがね。まあ、拗らせるには充分なことではあるんだけれども。

啄木鳥

●啄木鳥探偵處・7話。偽記者による詐欺事件、珍しく金田一君が解決したと思ったら案の定石川君の掌の上であって残念でした、という流れ。二銭銅貨がそのまんま乱歩の作品の元ネタになるというギミックは楽しい。後半は別の話のノッケがくっついているんだけど、ちょいちょい石川君の労咳が進行してる描写があるのはしょうがないとこだなあ。…これ、どうやってもさみしい終わり方になるよね。石川啄木が主人公となりゃまあ、当然ではあるのだけれど。

BNA/波よ聞いてくれ

●BNA・7話。なずなさんとの喧嘩別れにモヤモヤするみちるさんであり、そらまあ行動の人が行動で答えを得られない状況となりゃ鬱屈もするわな。んで今回はシルヴァスタと銀狼教団という胡散臭い二大巨頭のどっちを選ぶか、というどうにも正解の無さそうな選択問題が、結局その両者が手を結びそうになった上にみちるさんが感動する…という、まあ念の入ったダメフラグの積み重ね話であって底意地悪い流れだわなあ(脚本は中島かずきご本人)。今回のゲストは鳥人間、渡り鳥にして飄々としたキザ男…というキャラ。スタッフロール見るまで浪川大輔と気付かなかった俺はいい視聴者である。ピンガって名前で渡り鳥ってのはギャップ狙いかしらんと思ったが、あるいはアクティブソナー(ピンガー)からのお名前かもしれないな。

波よ聞いてくれ・8話。ミナレさん側とカレー屋側のイベント同時進行。中原くんのカレー屋話はタチバナさんのお兄さんが出てきて、結構なヤバ男ってとこを見せつつ中原のオバハンの方が強いというコメディで、ミナレさん側は本人の名前の由来話でひっでェギャグをやってから最終的になんかちょっとエエ話で終わる。…あの過去映像、死せる孔明みたいなコメディアンさん? てことは相手はミナレ父じゃなくてマトーさんなのか? まだいろいろ謎はありそうだ。あと第1話に繫げる構成で、カブった部分を早回ししてくれる演出は親切だなあと思った。

ゼルダその12

ゼルダ今更やってんの その12。

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お城途中まで行ってひっかえしてきた。終わるの何となくもったいないってのもそうだし、問わず語りのディテイルや描写がなかなかに重くて…ねえ。曲が初代アレンジなのもずるいと思いました。

啄木鳥

●啄木鳥探偵處・6話。吉井勇君担当回にして行きつけン所の女給・キクさんフィーチャー回。活人形に惚れ込んだ役者が活人形に殺されるという、時代っけたちょい猟奇な味付けがよろしい。事件のネタ自体はキクさんの片目が義眼であることが端的に示されることで、まあバレバレっちゃそうなのだけれど、雰囲気のお話よね。あとおキクちゃんが居直って襲い掛かられたときに、吉井・石川両名ともになんもできん上に助け舟の金田一君は「警察である!」と声を出すだけ、という男連中の頼んなさ加減がこの作品らしいわなあ。