正解するカド

正解するカド・11話。ザシュニナと(都合のいいとこでセーブした)真道は世界にナノミスハインを普及させる。それぞれの異方グッズで充分に複雑化し、情報量の多くなった人類をおいしくいただきたいザシュニナさんであり、セーブデータの真道さんに対しては何となく「これ違うなー」って感じを持ってはいるものの、とりあえずカドをアザトース化させて人類の収穫に着手する。一方のマジ真道…というか本人も言うとおり別に彼がホンマモンというワケでもないんだけど、とりあえず主人公バージョンの真道さんは、サラカさんに加えて釘宮博士と花森ちゃんを加えて「交渉」を開始しようとする、とまあそんな流れ。

単なる対決ではなく交渉というからには、真道さんのモットーとして「双方に利益の出る」ような関係性であることが命題となる。情報こそが目的であるザシュニナに対し、彼を喜ばせる「情報」ってのはつまるところビックリさせることである、という理屈はまあ判りやすい。高次元の存在に対し、意表を突くという行為は相当めんどくさいことやと思いますけれども(それこそ実行可能なパターン全てを網羅さえしそうだし)、そこは引っ張り込んできた品輪博士や1話に台詞だけ出てきた金属屋さんの協力が肝なのかな。とりあえずフレゴニクスアーマーはなんかデザインがダサいです。

ちょっと思ったんだけど、あの品輪博士の反応見るだに、ザシュニナさんは彼女を異方に持ってったらエエんと違うやろか。多分全世界の中でも最高度に情報量のデカい存在だと思うし、また本人も下手したら…あるいは普通に喜んで行くかも知れない。ま、双方向的な関係性が一番おもろいとは思うんですけどね。