ジョジョ/オルフェンズ

ジョジョの奇妙な冒険・34話。前半はチープ・トリックの続き、露伴先生がいかにしてこのめんどうなおんぶおばけを対処するに至るか。折角康一くんを呼んでくることに成功しながら、普段の行いからアッサリ見限られてしまうシーンは泣き笑いのペーソスですけども、…なんと言うか康一くんってどことなくそういうとこあるよね、とか思ってしまった。基本的に仗助たちと同じく黄金の精神の持ち主ではあるけども、割とエエ性格してんなーってとこもあったり。ま、今回のようにちゃんとリカバーしてくれるのはエエトコですわな。

後半は殺人衝動を抑えきれなくなる吉良さんと危機一髪の早人さんの話。初登場時はなんか暗いだけのお子さんのように思えたが、実際のところ頭も回るし度胸もあるという主人公気質のお子様なのよね。ホンマ、吉良さんが最終的に敗北失敗したのはまさにこの家、隼人さんの居るところにやってきたからってこったもんなあ。…そして風呂場のシーンにて、吉良さんがいろんな意味ですっげえ怖いのも然りながら、終始ちんこ出しっぱなしの早人さんがなんか絵的にシュールで笑ってしまった。結構エエ体してんのにあのちんちんという、あのバランスがなんかね。デッドパンギャグに近いや。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・33話。ギャラルホルン内で繰り広げられる様々なレイヤでの戦い。マッキーはそれらをあしらい、くぐりぬけてゆく。ラスタルさんが当面の対立相手となるのだろうが、彼には彼の思惑や懸念もあり決して一面的な人間でもない。…幼少のマッキーと若きラスタルが出会ったシーケンス、お互いに今とは異なる対応と性格をしていていろいろと興味深い。どうやらマッキーは尋常ならぬ幼少時代を送ってたようでんな。彼が欲しいといった「バエル」、これは確か新作ガンプラのタイトルであったこったし、そのうちマッキーの乗機になるMSなんでしょうかしらね。悪魔名としてもそこそこの大御所ではあるなあ。

さて。一段落付いた鉄華団であるが、騒動の代償も小さくない。やりくりするうちにオルガはマッキーから「ワシが成り上がるのを手伝ォてくれたら火星のシマ全部やるでェ」という提案を受けてそれに乗る。それは怪しげな道であるだけでなく、上部組織のテイワズと事を構えることにもなりかねない。しかしのし上がるにはそれしかない…と皆が賛同する中、タカキさんは足を洗うと言うワケだ。…うん、まあ、それも判るよなあ。ここでタカキさんが抜けたという要素をどう判断すべきか。単に鉄華団の多様性を見せただけなのか、あるいは鉄華団のターニングポイントを演出するために死んでもらうコマとなったのか。…まあエピローグの語り部ポジションという考え方もあるけどねえ。

シンプルな性格のジュリエッタちゃんに妙に懐かれ気味なガエリ…もとい仮面の男。かつての忠実な部下は「ごく近くに居る」ということだが、これは精神的なことを言うているのか、それとも。あの「調整の難しい」MSの中に、生体ユニットとして組み込まれでもしてんのかしらねえ。