コンクリート

●コンクリート・レボルティオ・3話。謎の襲撃事件を捜査する超人課であるが、それを苦々しく思う一人の刑事。その正体はロボット、その心性は正義。しかし5年後にはどうでしょうね…という話。警察のロボとなるとロボット刑事Kかなと思ったがデザインはエイトマンっぽいな。そして男女合体型の敵ロボは色的にキカイダーっぽくもある。てことで、今回はロボットと人と正義というテーマ。こなた超人を厭う超人的な男、一方の敵ロボはお互いを求めるよう「プログラム」されており、人っぽいロボとロボっぽい人のどちらに正義と愛はあるのか、という話である。…ううむ、石森っぽいなあ。

最後はちょいとオープンエンド気味に終わっており、予告見てもこの続きがあるのかないのか判らないけれど、このモヤモヤと割り切れない情感の高まりは面白い。最後どうしようもなく強大なパワー同士でぶっつかるしかできないという、絵的にはすごく派手で心情的にはかなりダウナーな一連の流れが良い。一話の作品としてはやや破調だけど、それだけに印象に残る。…ラストバトルのいきなりなキューブ瓦礫であーねーと思ったらやっぱり作画に中村豊が居られました。あと何故か佐藤元も居るな! 久々に見たよ! 検索したらアルスラーンもやってたのか! 元気なおっさんはいいと思います。

矛盾抱えるロボ刑事に鈴村健一。元から上手い人だけど、いろいろ複雑な内面をしてる上に青年マンガ的に叫びもするというこのキャラをキッチリこなしてる技量は流石。あとアレだね、あの時間止めるジャガーさんは元ネタ何やろね。なんかそういう超人キャラ居たっけ?