豆腐の濃いの

●土佐の昔豆腐ってのが近所のスーパーに売ってて、試食で喰ったらなんか旨い。密度が高くて水分量少な目の「もそっ」とした食感とやたらに濃厚な豆味のおかげで、かなりの「モノ喰ってる!」感があふれる食材だ。だいたい容器が普通の豆腐みたいなプラパックじゃなく、厚手のビニール袋に入ってるだけのくせしてフツーに積み重ねて売られてる豆腐、って辺りで「身の詰まり加減」がうかがい知れる。おもろそうなので1丁買ってくる。198円。

袋を見ると食べ方の例として豆腐ステーキが書いてある。焼いてお好きなステーキソースかけて喰え、とのこと。ではそうしようってことで厚切りステーキ程度に切って両面を焼く。…焼いてる途中の匂い、なんか豆腐焼いてるとは思えない濃い有機物の匂いがする…。最後に醤油と味醂と生姜と刻み青ネギをフライパンに入れてちょい焦がす。では頂きます。

…うん、こりゃ濃いわ。何の下処理もせずただ焼いただけで、結構な充足感のあるステーキになりやがる。今回は焼いて喰ったけど、少々煮たりしたところで煮崩れしそうにもないハードさなので鍋とかにも合いそう。あとマーボに入れたらボリューミーだろうなとも思う。てことでこれは旨かった。エエトコの豆腐ではこういうのあるのかもしれんが、近所のスーパーで買えたってのが価値ですよね。