うしおとととら/実は私は・その他

うしおととら・5話。符咒士の鏢さん登場。うしとらの中でも人気のあるサブキャラで、藤田マンガの典型っぽい外見と生い立ちと性格を持っているおじさん。怒るとちゃんと眼球が歪んですげえ怖い顔になる辺りも標準装備しており万全の体勢。妻子の仇としてとらと対峙するもすんでのところでうしおに阻まれ、本当の仇はコイツじゃないと諭される。…複雑な出自を持つがその表現形としての戦闘偏重な行動はシンプルという辺りで、ヒョウさんととらさんは噛みあうんだよね。ま、「走り出してから行き先を考える」っちううしおさんも一種似たところはあるんだけども。麻子さんも含め、そういう寄り合いなんだよな。

ヒョウさんに浪川大輔。出せる声の下限まで使った低音ボイスでダークヒーローぶりを強引に表現しておられる。五ヱ門に近いっすかね。とらの力也さんもそうだけど、喉の具合がちょいと心配になったりする。あと怒りに任せてうしおさんをボコボコにしてるヒョウさんのロングフィックス絵、マウントでのパンチ連打が動きの少なさもあってなんかニンジャアニメっぽい感じになってたよ。そこはうしおさん、もうちょっと痛がってあげた方がいいと思う。絵面的にも。

●実は私は・5話。前半は吸血鬼としての白神さん。強大な力を持つ代わりに弱点も多いヴァンパイアだが、白神さんはハーフってこともあってその辺割といいかげんですよ、っちう話。日光は日焼けがキツい、ニンニクは目がしぱしぱする、十字架はちょいイラっとする…という程度である。お気楽だな! あと妙に「属性」が過多な話で、スの状態でも白神さんは「緑髪八重歯関西弁ぽんこつヴァンパイア」なのに今回はそれプラス「日焼けブルマ体操服」という盛り込みよう。ついでにイメージシーンでラバーと巨女も加えて隙がない。なかったからどうだって言われるとよく判んないですけど。

後半はデート話。まあ割と波乱もなく、キッチリラブコメネタをこなして一応のシメであるが、次回へのヒキとして何やら剣呑な狼男と厳しそうな白神父が出てきて不穏な話。…ま、原作見てればシリアスなヒキは必ずへっぽこな次回への橋渡しであると判るのではありますがね。しかしお父んは小山力也か…うん、ヘッポコモードもあわせ考えるとなかなか良いキャスト。こうなるとお母んが楽しみですね。さぞかし押し出しの強いキャストでありましょうなあ…。

●あと監獄学園はいろいろあってミッション当日、およびその状況も絶体絶命ってとこまで。いかな三国志フィギュアの為とはいえ、自ら剃髪したりもらしたりしてまで献身を厭わないガクト殿がなんかもう…ここまでくると落涙を誘う。話の性格上決して報われることはねーんだろーなーってとこまで見えてねえ。普通あんな完璧なツームストーン喰らったら死ぬます。