夢の話は誰も聞かない

●夢を見る。冒頭はマンガかアニメかの中という設定、仲間が悲鳴を上げて戦っているらしきところに行ってみたらそれは映画撮影中の様子でしたという定番のオチ。自分は「いやな予感がするのう」と前フリボケをしてみるも気付いてもらえない、という小ネタあり。そのうち設定と舞台がなし崩しに「映画鑑賞フロアの店員」という感じにシフトし、お客様が持ち込んで見ようとしたDVDをデッキにセットしたら機械が噛んで割れてしまう、というトラブルが発生する。申し訳ございません代替のソフト買ってきて弁償させていただきます、というとじゃそれでいいや、近所にDVD売ってるとこないかなと探すことになる。ちょっと離れたところにゲームショップがある、多分そこでも売ってるよとのことでお客様と一緒に買いに出かける。外に出ると真っ黒で異様な雲が垂れ込めており、しばらく見ているとそこここで雲からドサドサと木や土砂を落したりしている。人間が詰まっている雲を発見した時点で、同伴のお客様が「ははあ、これは夢だな」と判断を下す。この辺りでお客様は現実世界における職場の上司に変わっている。いくら夢でも自分たちの上に木が降ってきてはたまらない、車で行こうと提案される。一旦自分の家に戻って(この辺りは自分の実家近辺である)両親の車を借り、自分は免許がないので上司の運転でショップに向かう。しかし風景は段々寂れてきてそれらしい店の影は一向見えない。上司に「多分この辺りは実際にお前があまり来たことのない所だから、夢の中で上手く再現できないのだろう」と言われる。とりあえず別の道を試してみようと一旦引きかえす。実家近辺になると途端に風景のディテイルが細かくなってゆき、なるほど確かにこの辺は最近通ったところだから情報の密度が高いんだなと思う。せせこましい店が並んでいるなかに目的のショップを発見するが、そこはとても古いコインゲームが十数台並んでいるだけのゲームセンターのような店である。奥に主のようなサングラスの婆が座っている。何だしょうもない、折角だからちょっとやってみるか、と景品にファミコンゲームがもらえるらしき筐体にコインを入れる。景品ラインナップに何故かDuke Nukemがあるのでそれを狙う。ってとこで目が覚めた。