キャプテンアース/ジョジョ

キャプテン・アース・7話。アバンはそれぞれの陣営の状況をチラッとお見せ。相変わらず敵の一団はお互いに陰謀真っ最中、「俺たちが裏切ってるなんざ思いもしねえだろうぜ」とお互いに思ってる状況である。今まさに迫りつつある危機でも予兆などが見えなければ案外隠せるもんやでェってのをキューバ危機を例えに挙げて説明してたけど、まァ…ねェ…、あの時代は皆「そのくらいヤってんじゃねーの?」とか思ってただろうしなあ。いずれにせよ、情報インフラや社会の複雑化やらで当時と比べても隠蔽は難しくなってはいるでしょうね、今の時代。

白青リスのピッツさんの予言どおり、またもや来襲のキルトガングさんである。戦力の逐次投入でしっぱいしたので今回はアマモコ二人での襲撃であるが、となりゃこっちも二人出すことになるのは当然だよな。されどテッペイさんは「自分が自分でなくなる」ことを恐れており、アカリさんのビンタ注入でなんとか出撃してモコさんを撃退するも「エゴブロック」に損傷を受ける。あわや存在の消滅か…? と思ったらライブラスターを得て生まれ変わりました、というね。心なしか声の演技にも今までのどこかはかない様子が抜けており、やっとテッペイさん本格参戦、ってとこでしょうね。ま、そのうち再度キルトガングに戻っちゃう展開とかもありそうだけど。とまれ、これで主要四人のメンツは正式に揃った、ついでにえろスーツも支給されて良かったね! 主に見るほうのワシがですけどね!

勢いが足りないと攻めあぐねているダイチさんが連装炸薬の力を得て逆転勝利するまでのシーケンス、ここだけなんかスパロボ的なノリになっててなんかおもろかった。「ダイチ! こいつを使え!」「そうきたか!」からのワンパン一撃、振り返って背後の爆発を一瞥、というね。あとミッドサマーズナイツの名前聞いてアカリさんが「ははァん」ちうてたのでやっと気付いたけど、人物名とか組織名とか基本シェイクスピアネタなのね。シェイクスピアを前面に押し出してたといえば絶園のテンペストとかあったけど、そういやどっちの作品でも小山力也のおっさんが「頼れそうだけどなんか情けない人」の役やってんな。流石にサモンさんは浮気とか不倫とかしてなかったと思いますけどね!

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース・7話。アバン、エンヤ婆役の鈴木れい子さんのゴッテゴテ演技が実に楽しくてよし。えー本編は洋上の巨大貨物船、しかしその中には人っ子一人見えず、という辺りから。無人の建造物内で次々と不可解で陰惨な事故が起きるという、割と王道に則ったホラーフォーマットのお話ですな。その犯人がオランウータンという人ならざるものって辺り、何となくS・キングっぽい雰囲気でもあろうか。

ま、そういうホラーとなればやっぱシャワーシーンやろってことで、家出少女の人が割と必然性も無く(ある意味必然性たっぷりに)サーヴィスするのである。どーなんでしょうね、コレって何らかのサーヴィスになってんのかしらね、とか原作読んでた当時も思ったものではある。アニメとしては一応、釘宮声のシャワーシーンというプレミア感が乗っかってきてるし、まあいいんじゃないでしょうか。知らんけど。

全編意味のある言葉をしゃべらず(当然だ)、うーうー言うてるだけなのにエエ演技しよんなー、というオランウータンは…なんと山口勝平かよ! 謎のキャスティング方針! いや話題性も豪華さも十分だけどさあ! あと細かいことながら気になったのは、何かみんな「オラウータン」って発音してません? 「オラン」じゃよねアイツ。