銀の匙

銀の匙・9話。夏休みあけて久々の学校生活。変化したものもあれば変わらぬこともある。タマコさんが痩せたら美人、ってのは定番ネタながらなかなかインパクト強くてよろしうございます。…たしかこの作品、実写化も進んでんだよな。この辺どうすんだろ。特殊メイク? CG? 別人? エピソードカット? まいいや。

さて、物語のメインは八軒さんと豚丼の話。本人が「頭じゃ全部判っている」と言うとおり、最初から材料は出揃ってて状況だけが進んでいて、それでも自分の中で処理をつけかねている問題である。割り切ったり慣れたりする方向に進めば気も楽になるだろうに、心中のモヤモヤをどうしても放っておけず、とりあえず行動しようとする八軒さんは不器用であり、この学校においては異質である。しかしその異質さは仲間たちとの交流の中で、重要なものとなりつつある、っちうことやね。その辺のことに言及してたカッチョイイ先生さん、クールビューティーな風情でそんなこと言われるとなんかこう、少佐とかメスゴリラとか呼んでしまいそうだ。特殊化の果ては緩やかな死、それだけよ。

あとは何だ、お祭りの屋台に吶喊してゆくエゾノーさんたちのシーンだけ、何かちょっとハガレンっぽいアレになってましたですな。その凶暴さはキメラか錬金術師か。