●進撃の巨人・18話。何とか女巨人の難を逃れたアルミンたち。クリスタの援助もあって本隊復帰となるが、しかし女巨人の脅威は何も変化していない。そんな中エルヴィン団長は巨樹の森に入り込み、その中に女巨人を誘い込むという行動を採る。未だその意図がつかめないエレンたちに対し、リヴァイ兵長はどうするか…ってとこでシメ。
今アークの主眼たる女巨人、その恐怖は「ほぼ人間と同じ判断力がある」ってとこにある。弱点を守り攻撃を避け、脅威となる兵隊さんを的確に潰す。圧倒的なパワーを持つ巨人に対する人間のアドバンテージ、という今までの拠り所が存在しない絶望を提示しておいて、なに考えてるか判んない調査兵団上層部を対置することで「あ、どっちもまともな人間じゃねーや」ってなアングルに持ち込む展開はなかなかですな。そこら辺の混沌とした状況を視聴者側に解題してゆくのがアルミンの立ち位置だろうか。…今の状況だと、エレンさんは主人公ってより守られるべきお姫様みたいやもんね。ま、彼の活躍は次回以降充分あるだろうけれども。
相変わらず極限状態においても（というかだからこそ）ちょくちょく挿入されるどこか間の抜けたコメディネタがおもろいなあ。戻ってこない馬を呼び寄せる指笛吹きつつよだれたらしてるジャンとか、混乱する状況下「なるほど先輩方はこうして自分で考えることで強くなってきたのか！」とエレンが合点したと思ったらちっともワケ判ってない先輩方とか、クリスタさん女神で結婚したいとか、ううん好き勝手やってんな。でも確かにクリスタさんは女神だと思った。死ぬなよ。死にそうだけど。
