ワタモテ

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!・5話。もこっちさんがいろいろキャラ付けしようとして、毎度の如く空回りする話。前半はハルヒモドキアニメ見て無口無表情キャラを目指すもこっちさん。ですがまあ、不活性系のキャラ付けは基本誰からも気づいてもらえない公算が高うございましてね。本人の言うとおり「一人ぼっちなら無口が当たり前」であるのだ。そら泣けてきもしよう。あと、無表情を作るという設定のギャグでここまでキモチワルい顔を作れるってのもある種の才能だと思った。怖ェよ。

後半はキャバ嬢見てワイルドに行こうとするもこっちさん。お水系の人にコミュニケーションスキルを学ぶっていう定番ネタの発展であるが、それにしても実際に歌舞伎町まで足伸ばして実践体験するってのはまた…。「ダメ人間の主人公が様々なシチュエーションでダメなことをする」というコンセプトの作品だからそうなんだけど、もこっちさんって引きこもりってよりもむしろムダに行動力があるタイプよね。だからスタバっぽいお店にも行くし、失敗もするし。…このシーケンス、ワシは特に経験は無かったんだけど、今回のネタで一番心重たーくなりましたよ。専門用語がまかり通るお店で恥かくの、キッツいよね。うんうん。

歓楽街で孤立し心細くなり、その対比としてお家からのお使い電話に安らぎを覚える展開はなかなか上手い。いいよね家族の団欒って…という繋がりからあのバカエンディングがこれまたひどい。日本昔話のあの歌と絵なのにどこまでいってもぼっちという状況もアレだけど、すさまじく唐突なアヘ顔Wピースには引きますよ。そら引きますってば。