ささみさん

ささみさん@がんばらない・4話。がんばりつつ疲れて帰ってきたささみさんが見るのは、自分が主役のドッキリのぞきビデオでした、っちうのでご一席。話の構造としては「ささみさんだと思ってた人が実は自我を獲得した肉腫腕/分身であった」というギミックがメインなんだけど、まあその、見せ所聞かせ所というならばこれはやっぱ、のぞかれ状況のささみさんの痴態がそれだろうなあ。

オタショップに行ってこっぱずかしい行為してたら、そこから急転直下でやたらとスケールのでかいスラップスティック状況にスライドしちゃうというネタも悪くない。…相変わらずどこか醒めた、対象と物語に対して距離のある演出なので、ドタバタネタがイマイチはじけてないという面はあるけどね。

にしても千和声のツルギ姉さん、ホンマ微妙なレベルで古臭くてええなあ。確かに今時の若者には「明るい家族計画」も「赤ヘルメットにプラカード」も通じないだろうねえ。ワシもおっさんになって久しいからよう判ります…っちうか、ツルギ姉さんじゃなくて作者(ライター)が古臭ェんだろうけどね。