ヨルムンガンド

ヨルムンガンド・9話。前半は新エピソードへの導入マクラ、水着サーヴィス話。ってったってその主体があのメンツだから、まあ…その、ちょっと特殊なサーヴィスにはなりますわな。野郎どもの裸体描写につぎ込まれる謎の気合もアレだが(ギャグ以外の描写で乳毛作画って初めて見たよワシ)、白眉はバルメ姐さんだろうな。素晴らしくビルドアップされた腹筋背筋と体脂肪率の少ない体、の上に乗っかった巨乳。こういう絵柄でやられるとなんかすごい存在感がある。…筋肉とちち、死と生の体現者! アクションとエロの化身! っちうその…まいいや、みなさん楽しそうだしな!

んでまあ、本筋は後半。世界の火薬庫バルカン半島、ユーゴっぽいとこで民族紛争の真っ只中に余計な荷物を運ぶよう言われちゃったココさんたちのお話。国境なき医師団みたいな組織、そのリーダーである堀内賢雄声のレオンさんは、現地では英雄扱いのミリシャのボス・バルドラさんと衝突する。降りかかっちまった火の粉は払わねばならぬ、さあてココさんたちはどう切り抜けましょ…ってとこで次回に続く。…うーん、このヒキはすごく狡猾で上手い! じわじわと積み重なっていった緊張が加速度的に高まってゆき、その頂点で解放された瞬間でキレイに切る。何だかお手本のような引っ張り方でよろしい。舞台背景やら状況やら、もーこれはどーしよーもないなーっちう焦げ臭さがたまらん。次回が楽しみだよねえ。

マオさんの回想に出てくる若かりし頃のココと、海辺でのココの対比がいい。「全てを隠すように笑っている」現在のココに対し、過去の彼女はきりっとして思いつめた雰囲気の表情をしている。この間に何か、笑顔のペルソナをかぶるような事件があったっちうことだろうな。