ラストエグザイル

ラストエグザイル-銀翼のファム-・4話。近頃巷を賑わすは、幽霊船のシルヴィウス。その謎の艦艇はどうやらやたらと強いらしい。ならばよし、クジラ獲りとしていっちょやったるかい、ってことで死神船に挑むファムたちであるが…というお話。なんか曰くありげなので検索したら、この艦は前作の主人公たちのんだったのか。んであのつかみどころの無いディーオさんもここの所属だった、と。となるとこの邂逅を手引きしたのはディーオさんなのか、あるいは単に話の流れが面白かったので乗ったのか。とまれ、まだ若い主人公・ファムには少し「荷が重い」相手であったのは確かなようで。


一枚の不鮮明な写真から艦の構造や機能を類推する、Aパートのシーンがよい。現実世界でも軍事上重要なお仕事ですが、このラスエグ世界における兵器や艦艇のセオリーと論理が感じられる、おもろい脚本になってた。…この段階でディーオさんが妙に超然とした立場にいたのはそういうことだったのね。まいいや。


実戦シーンも相変わらず丁寧。デコイ浮かべて敵の進路を誘導し、風船で速度を落とし、インクとシャボンで索敵能力も殺ぐ。ちょいと便利すぎるようなきがせんでもないが、いかにも非正規軍のゲリラ戦術…というよりこの場合は猟師の技か、そういう風情がよろしいね。確かにこんな戦法は軍隊っぽくねェわな。