●侵略！イカ娘・5話。シンディ登場・イカ娘学校へ行く・ミニイカ娘とその生態、の三本。まずAパート、この作品に多い残念美人なキャラのシンディさん。とにかくイカちゃんを宇宙人だと決め付けて拉致しようとする、っちう単純な行動原理の人ではあるが、一応能力は高いんだよな。会話一つでイカ娘を洗脳できるってのは大したもの…なのか、あるいはイカちゃんが単純すぎるのか。捨て台詞とともに走り去ってゆく絵、何故か妙にぬるぬるした作画になっててちと笑ったりした。
ちうことで「イカ娘がヘンな人に振り回される」Aパートとは逆に、イカ娘の異質性（≒バカチン性）と日常の対比ネタで送るBパート。まァイカちゃんのことだし、まずはヘッポコ属性が先に立つんですけどね。それにしても、やはり海の家以外のシーンが出てくるとかなり不思議な違和感があるなあ。セーラー服着てる栄子さんの絵だけですげえ新鮮…ちうか確かにコスプレみたいだ。何でしょうねこの似合わなさ。あと、ヒョロメガネハゲ校長はどうしても西村知道にならざるを得ないのか。うる星的に。
Cパートはまさかのミニイカ娘。今までの話もこの枠の尺とテンポに収まるように結構原作から改変されてたんだけど、この一編はまたかなり大胆にアレンジをしている。ほぼ台詞なしだったり人間が栄子だけになってたりですな。元はオマケマンガらしい（いい意味での）散漫さがあったけど、このアレンジでアニメとしてのスジが通った感じ。…ちうかミニイカちゃんかわいいな！ ホンマちょこまかとかわいく描かれてて、こら早苗さんもゴーマッドだわなあと思った。そしてエビ欲しがってるミニイカちゃんの横顔に、監督のクレしん的経歴を見たり…ってのはどうでもいいか。うん。
●STAR DRIVER 輝きのタクト・6話。特別な日に時計を修理がてら、デートのタクトとワコさんである。楽しい時間ながらどこか屈託を抱えたワコさんであり、その理由はスガタさんを思ってのことである。彼の力は王の力。最強なれど力出すこと能わず…っていうと何だか中条長官みたいだが、まあそれはともかく。二人の危機に際し力をつかっちゃって永遠の眠りにつくスガタさんだけど、まさかにこのタイミングでマジ退場しちゃうとは思えませんしね。今後は彼を復活させることもテーマになるのだろう…って、お姫様ポジションなのな、スガタさんって。うん、特に違和感はないが。
てことでお話は判りやすくも面白かったのではあるけれど、「最強の王の力」というラベルの割にはさほどの演出的力点が感じられなかった感じもするわな。タクト／ワコの危機演出が「わらわら出てきたヘンな人形たちに襲われる」という、問答無用で絶望的なパワー、というには程遠いものだったのも理由の一つかもしれない。結局スガタさんってどういう能力持ちなのか、どう強いのかっていうヴィジュアル説明ものも曖昧だったしねえ。
喫茶店でのお二人のシーン、向かい合ってスガタさんのことを話してるのに、カット割とレイアウトによってまるで背中合わせで会話してるように見せてんのがちと面白かった。違和感の演出やね。あと、今回の適役のヤノ・マミ（スゲエ名前だな…インディオかよ）に斎藤千和とは気づかなかった。何だかんだで芸達者になったよねえ。さらにあと、あの時計屋はまた出てきたりする？ 黒野時計店と、これまたスゲエ店名でしたけどさ。
