のだめ/はなまる

●んー、とりあえず2本。


のだめカンタービレ フィナーレ・10話。シュトレーゼマンとの共演で大喝采を浴びるも、そのまま逐電しちゃうのだめさんである。よかれと思って場を与えたシュトさんの行為は、そのまま彼女をアカン方向に後押ししちゃったみたい。のだめをめぐってオクレールの論調に押されっぱなしのシュトレーゼマンが情けなカワイイ。清川vs小川…んーん、濃いィぜ。


なんか地中海渡っちゃった方面でウロウロしつつ、自分が人々に与えた影響を感じたり情けない境遇に涙したりするのだめさん。傷心旅行で割と絶望的なシチュエーションだけど、あえて妙に幼くかわいらしい川澄の泣き方演技で見せる演出は、無駄な重さを避けるこの作品らしいとこだと思いました。…あとのだめさん、馬小屋泊まりたいと言いましたか。ひょっとしてWIZネタですか。のだめさんがDIOSやらMADIやら使える人だったら良かったのにねえ。


ラストのお子さんたちとのピアノ演奏シーンは、この作品にしては割と珍しい雰囲気の「跳ね回る作画」になってておもろかった。のだめさんのキャラがよう出てて、見た目にも温かいシーンだったな。


はなまる幼稚園・11話。なんか元気のねェツッチー先生である。おいおいまだ前回の告白失敗を引きずってんのかよ、と思わせて実はお仕事についてのレゾンデートルな悩みでした、と思わせてやっぱし山本先生との関係がアレでソレな悩みなのでした、という話。ちうか土田先生にとって、この二つの問題は相互に絡み合ってて不可分なもののようで。だからどっちか一つに道が示されれば、おのずと他方もそうなるのだ。だからまあ、今んとこはうろうろしときなさい。作品の展開の都合からしても、な!


仕事について悩んだりしている土田先生に対し、判りやすく明確なシメを与えない作り方がなにやら誠実なようにも思える。上記の如く仕事と山本先生の問題が同一であり、その複合体から「今はまだ頑張るしかないのだ」と言われてはツッチーとしても仕方がないよな。先輩のアドバイスもアンズさんの押しかけ癒しも、悩みに答えるのではなくあくまでその力添えだ。…これで次回の最終回、一気に結婚とかになったらズッコケ気味で面白いけどさ。まあ。


EDはワシ好みなパカパカした絵面でよろしいな。なんかポップンのキャラデザインを思い出したりした。ええと益山亮司さん、ですか。検索したらどうやらガイナの期待の若手さんらしい。おお、期待期待。