のだめ/はなまる

のだめカンタービレ フィナーレ・8話。ルイさんコンサートの大団円はのだめさんの心理に大きな動揺を与える。変なテンションのまま朝チュンののち、のだめさんはいきなり「結婚してください」と言うのである。…その感情は何だろう。千秋さんは「逃げ」と感じた、そのこと自体は多分合っているのだろうが、その千秋さん自体ものだめさんと向き合うことを避けてしまった。…ま、いきなり言われちゃしゃァねェやな、ってとこはあるにしても、なー。


ルイさんの楽しげなコンサート状況と対照的な後半ドラマではありましたな。いやホンマ、今回のルイさんは憑き物が落ちたような素直さでして、今までだったら「大好き! 今日のお客さん」なんてな言辞は弄したりするまいて。確かにまあ、こんな強いプラス感情見せられたらのだめさん的には不安になるのも判らんでもない…か?


今回はじっくりした演出加減も然りながら、キャストの演技も見所多くておもろかったな。のだめさんがルイさんの演奏を聴いて息を呑むシーン、「はっ」という少々キーの低い声がいつもの「のだめとしての川澄綾子」から少々乖離してて印象的。あともちろん、後半出現のシュトレーゼマン小川真司さんもね。ラストの悪魔的演技もそうだけど、のだめのピアノ聴きつつのじわっとした単語の紡ぎ方が流石のヴェテランでした。


はなまる幼稚園・9話。いきなり登場のマンガ家・はなまる先生。この世界においてメジャーなキャラであるらしき「パンダ猫」の創造主にしてスランプに悩める青年である。そしてその編集さんは…ああ、山本先生の妹さんかあ。姉妹そろってヘタレっぽい人に好かれるタチなのでしょうかな。お互いに「アイツは男心が判ってないなあ」と思いあってる、ってのが微笑ましいというか何というか。

…でもその、何というか、マンガ家がマンガ作品に登場してくると妙に生々しい感じがするのはワシだけですかね。無論作者の投影でもなんでもないケースも多かろうが、どうしてもね。あとワシ、この期に及んでやっと「山本姉妹はアカリ/アイカペアでした」ってことに気付いた。いまさら。


Bパートは将来の夢と現在の仕事の巻。園児さんたちが思い描く未来のモデルケースは、各々いかにもそれらしい性格が出ててよろしい。アンズさんはとにかくちちがでかくないとツッチーにアッピルできない、ってのは大前提として理解してはんのね。その後の展開はこれまた生々しい…ってまあ、園児さんが想像できる程度のアレコレっすけどさ。


小ネタ。ヒイラギさんはオネアミスの宇宙服やんね。そしてフラットウッズモンスターだけは判ったが、あとの宇宙人は判らず。あと、あの筋肉映画はコナンであるのは間違いないが…どのシリーズだっけ、平原で両手剣を振り回して演武するシーンのあるヤツ。2だっけ?