パンダコパンダ

●元旦の朝方やってた「パンダコパンダ」と「雨降りサーカス」を録画してたのを思い出し、見る。初見。んで、スジらしいスジの無いエエ話だなーと思って見てたですよ。無印パンコパの方は一応ラストに「川に流されて滝が迫る」っちうサスペンスを持ってきてて、なるほど体裁としては盛り上がってるな、程度だったんだけど…続編の雨降りサーカスの方が何かスゲかったなあ。


トラの子供(ははあ、干支つながりで放送したか?)と友達になってサーカスに行く、っちう前半までは割とおとなしかったんですが、後半一夜にして「世界が」水没しちゃう、っちうヴィジュアルにかなり引っくり返る。うわあ、気持ちエエなあこの絵。また水没した世界の描写が的確なんだわよ。ボート代わりのベッドから目の下10m、日の光にスケて見える道や草原やポストや橋や。うーん、素晴らしい。ラストの暴走機関車シーンより、ワシこの絵の方が印象深いや。


にしてもまあ、作画と演出の「どんな絵面だって描けるぜ」感はものすごいものがあるな。歩き走り止る、ミミ子さんとパンダさんたちの自在さやよし。あと、無印ラスト辺りの水の作画がちょっと良過ぎた。描いてる人が楽しそうだった。


あーあと、モブシーンにオバQやら次元やらスタッフの似顔らしきものやらが出てくるのが地味に意外だったなあ。今じゃほぼやりそうにないもんね、この作画メンツだとね。