エヴァ映画

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TVにて。見てなかったのよねワシ。最近とんと映画に縁が無くてなァ…てことで、ちょこちょこ情報は漏れ聞いてたものの詳細は知らず。フレッシュな気分で視聴しました。


いやあ…ANGEL ATTACK聞くと一気に思い出すねえ、あの雰囲気。二作目「破」はかなり変転してるようですが、ことこの「序」においてはTV版の再映画化に近いシンクロぶりなんですな。んー…ちょいとトシの行った今のワシの目から見ると、ミサトさんが第二の主人公格に見える。TV版当時はワタシにとってお姉さんだった彼女も、今じゃすっかり年下のお嬢さんだ。光陰矢のごとしよなあ。


1話・2話該当近辺には比較的旧作リソースが残ってて、あの印象的な磯光雄おっさんの目パチサキエルとかも懐かしいなあ、と思いつつ見てました。んでもって先のほうに行くに従って新作画だったりCGだったりとアップデートされてる割合が増えていく、って感じですか。ラミエルがヤケクソ気味にパワーアップしてんのに笑ったりする。


あと要塞ビルのボルトやクレーンや武装等、大量に追加されたディテイルがとても男の子的でよろしね。じゃらららっと出てくるマガジン群の動かし方のタイミングとかもね。しかしモニタやプロダクションデザインが未だに古びてないのはスゲエ。ホンマにエエセンスしててんなー、と再確認したりした。


しかし何ですな、意外にもちゃんと映画的フォーマットの流れになってんのがおもろいな。事件の開始、展開、主人公の挫折、復帰、ダレ場を経て更なる大きな事件、そして収束しつつ続く…だ。割と感心してしまったよ。個人的にはヤシマ作戦で好きだったディテイルのいくつかがオミットされてたのが残念だが(空中でギュイイインと交錯する陽電子流とか)、それ以上のゴッツい演出で差し替えられてるのでまァしょうがない。


てことで、なるほどね。今ンなってEVAを作る意気込みはよう感じられました。普通に楽しかったしな。そのうち「破」も見てみましょうか…多分TVで、でしょうけど。


●あ、割とどうでもいいこと。破壊やダメージシーンになると必ず効果音でガラスが割れてんの、アレはヤマトへのオマージュかな? かなり意識的に「がっしゃーん」って入れてたようだけど。…音響監督も庵野のおっさんなの? ふむう、多分意図的やなこれ。