銀魂/バスカッシュ

●二本見たヨー。


●てことで銀魂153話。寝られへん寝られへん神楽さん、っちうネタで30分。Aパートはダウナーかつアッパーという誰しも経験したであろう不眠状態の雰囲気をゴリゴリと描写、そしてBパートは案の定よう判らん銀魂世界へと旅立つのーヨー、という構成。とにかく、前半の「寝られない神楽さん」の表現がかなり神経的に怖くてよろしかったなあ。夜目にも白い白目とカオスってる黒目、そしてBGMやSEを極力抑えた耳が詰まったような雰囲気。…見てるワシが寝れんくなりそうだわ。寝るけど。


Bパート、桂さんの妄想エピソードっぽいダダ漏れ想像力なラジオも良かった。そんなん含めて、なんというかザラッとした不眠的雰囲気がよう出てた(出すぎてた)回でしたよ。…あと、神楽さんが宇宙の根源思想に迫ってたシーンのヴィジュアルは馬頭星雲(IC434)とプレアデス星団(M45)ですか? 馬と乙女。


バスカッシュ! 3話。ストリートロボバスケ狩りの犯人は氷の心の沸騰人でした、という話。ついでに3人目のヒロインっぽい人とちちおんなさんが出てきた。


…んー、充分に楽しく面白いのではあるが、中村悠一アイスマンさんがどういう人なのかイマイチ曖昧なまま、二面性の発露に出てきたのはちょっともったいないなと思ったり。犯人を捕らえてみれば知った人、という程にはその人をよう知らんワシらであり、もうちょっとアイスマンさんのアイスぶり(あるいはホットぶり)を提示してからでも良かったような気はせんでもない。ま、それはオッサンたるワシのトロい感性によるもの、ではあろうけど。


あと、一寸先が全く見えないバカチン主人公/被虐状況にてヌレヌレになりつつ「精子くれ!」と叫ぶ(一部意訳)色情狂ヒロイン/ワケ判らんまま二面性を暴走させる変態ライバル、という狂乱なバトルにおいても、「バスケ屋としてのスタイル」を遵守させることで何となく一本スジが通ってるように見せる演出は悪くないな。こういう「ロボバスケ至上主義」を提示することで、例えば道を外れた悪役バスケ野郎を出しやすくはなるしね。


余談。「私に恥をかかせるなんてステキ」っちうMかつSな台詞はアレだな、「私の加入を認めるようなクラブには入りたくない」の別バージョンみたいだな。