屍姫

屍姫 玄8話。ちちの人はこの世から去り、オーリさんの出生が明かされる。オーリさんは屍より生まれし呪われた子、ゆえにその存在はアレヤコレヤと上層部のウケが悪い。多分これはある意味負の「聖痕」みたいなものでしょうな…この要素が彼をして特別なニッチを獲得させる、とか。ま、どのみちエライ壁を越えなければ受け入れ難いスティグマータではあろうけれど。


オーリさんの処遇を巡ってバタバタと動き回る光言宗の人たち。排除せんとする社長さんとそれを越えちゃう会長さん…んー、サラリーマンモノっぽい要素がまた出てきましたなー。エライさんの鶴の一声でオーリさんが行動オッケーになる描写なんざ、なんか釣りバカというか耕作というか。


歪んだ死を希求し屍姫になりたかったちちの人が、結局適性もなく脅威もなく「ただ死んだだけ」ってのはひねくれた皮肉でなんかよろしいな。あと、図らずも相手に「敵」というラベル/言霊を与え、その存在を確固たるものにしてしまったようなマキナさんも業が深いのォ。