いろいろ

●ナニがアレなので、割とアッサリ目に…いけるかどうか。


とらドラ! 14話。宴(文化祭)の始末の巻。何故か「さわると幸せになれる」っちう属性を得た虎子さんの要素が妙に唐突だなあとは思ったが、案の定その「幸せ」を巡ってちょいと深めな(しかし地味な)話に持ってくあたりが上手い。写真のことや大人のこと、そして各々の幸せのこと…と、ちょいちょいと有機的に絡めてゆく物語作法はなかなか。


んでもってアレだ、カワシマさんに女友達(上下関係ではない)が居てる辺りが「あ、この子も幸せの権利を持っているのだな」と思えるので良いです。いや、あの性格コミでちゃんと認められてんのな。


銀魂149話。新章突入、そしてそれは地下に広がる巨大色町のお話。どうやらシリーズ屈指のヘビーなアークになりそうな、そういった予感はよう感じられますな。何より敵の首魁が銀河万丈と来た日には、こらもう只ではすみまへんでェ、てなもんだ。とりあえず「地下に広がる猥雑な異世界」ってだけでワシはもうメロメロですが、もうちょっとバラエティに富んだ猥雑シティだともっと嬉しいのだが、ってあんま関係ないですね。


ストリートガキのスリ技に対してスリ返しで対抗する銀さんは相変わらずステキに容赦なくてステキである。あと、南央美声のロボ娘にエロ台詞言われながら股間を洗浄されるショタガキ…ってどんなマニアックシチュなのか。よろしい。


キャシャーン Sins・14話。恩讐の彼方にはああ彼方には何があるかよう判らんが、ワシは弱きもののために戦うと決めたんじゃーい、とヒーロー宣言するキャシャーンの姿である。ついでにリュウズさんがデレましたよ、の巻。結局二番手のまま鬱屈を抱えて去るディオさんがどうにも不憫であり美しくもある。そらレダ姐さんも支えたくなるわな…って、何か知らんが目的を達成したらイッパツで棄てられそうでもあるが。


Aパートのリンゴ迷子事件はちょっと余計かな…いや余計は言い過ぎにしても、イマイチこなれてなかった印象はあり。「復活のルナ」という要素として必要なシーンだろうけど、キャシャーンの決意話と微妙に繋がってなかったのでね。いや、この作品って割とそういう「全ての要素がきちっと並べられてる」てなイメージがあったもので。


EDのみ変更だが、この「敵味方みんなそろってまどろむ風景」という安らかな絵が、何か却って怖かったりして。それはさておき、とみながまりの柔らかい感性が出た良い作画だと思いました。