喰霊/のだめ/5の2

喰霊-零-6話。近郷近在でもののけ現象が多発してるらしいのは何故か、という話。ここで初回に出てきたラスボスだか中ボスだかっぽいお子様の登場、さて彼の意図と目的は何か、とかね。もちょっとかき回してくれるかと思ってた冥姉さんがいきなり退場しちゃうのはちと残念。…何らかの形で物語に残ったりするのだろうか。


とまあ、そういうとこもさりながら、後半部分の「スク水少女が悪霊に追われるの巻」っちうシチュエーションが絶妙に狙いすぎでかなり感心したりした。場面転換後いきなり大写しの水着ケツとか、夜の学校であられもないカッコで逃げ回る女の子とか、これは…かなり正統なB級ホラーではないか? アチラの作品だとムチプリティーンである役回りがスク水少女。んー、そうか。そうなのか。ほほう。一人で感心しててワシはバカみたいである。


閑話。冒頭の「山彦」との戦闘は結構な作画手間がかかってて面白かったな。鏡に映したようだが微妙に違う切り結びシーンとか、一気にビルの屋上に飛び上ってざざざっと駆ける神楽さんとか。なんか知らん大量の作画陣を投入してるだけのことはありやした。


のだめカンタービレ 巴里編4話。千秋さんは順調である、のだめさんはどうか。ガッコにて壁にぶちあたりまくりなのだめさんは、多分、自分を見失っている。それには色々な原因があろうが…まァ、千秋さんと同じく「音楽の楽しさを忘れている」のだろう。その彼女への手の差し伸べ方がどうもヘタクソな千秋さんがよろしい。いきなりのちゅーの失効とかね。…そう、そのちゅーは指揮後のハグにも劣るのだ。ちゃんと二人、会話して音楽してからじゃないと、ね。うふ。


演奏エピソードがすぐ次のシーケンスと重ね気味だったり、やはりどうも語り急いでいる雰囲気はあるのだが、それでもあの美術館デエトの手つなぎシーンでシメられると「あ、ちょっとエエな」と思ってしまった。…しかしんー、原作の分量とアニメの話数の兼ね合いでしょうがないのだろうけど、やはりもったいないな。適正なテンポで見たかったなあ、とは思う。


あと、全身を見せてのCG絵はやっぱちょっとヘンだな。まだ。指揮してる千秋さんがほぼロボットだ。かっちうて演奏者全員CGなのに指揮者だけ手描きってのも…だろうし、難しいねえ。


今日の5の2・6話。未だに夏やねえ、夏なんやねえ、というお話。よう判らんシチュエーションにて耳をカミカミする相原さんがやっぱりエロっちくてよろしいなあ、というツカミからの展開である。諸々の要素各々楽しかったが、こういう「エロっぽくみえてそうでもないようでやっぱエロっちい」てな作品の中にひょいと少年少女らしいエピソードを置かれるとなかなか効果的ですな。泥んこになって遊ぶ子らの中において、一人浮きまくってんのがエロの大家・相原さんだってのがなかなか面白し。


最後のエピソードに合わせてEDも夏祭り。世代やねえ。空に打ち上げ花火が消えていくねえ。ここでもリョータさんとチカさんが夫婦気取りであるが、んー、こう見てるとリョータさんも理想の男子像ではあるよな。バカで鈍くて純情で活発で操りやすくて一本気。存分にてんてこ舞いさせられると良いと思う。されろ。