ガンダム00/ソウルイーター

機動戦士ガンダム00・2話。アレルヤさん(ついでにマリナさん)救出作戦の巻、である。んー、これでガンダムさんたち4人がとりあえず揃うってことであるが、何ゆえこの4人でないとアカンのかがイマイチ判らないのでちと困る。いや構造としては「やっぱあの主人公たちが居ないと!」でしょうけどさ。…ごり押し的にロックオンの双子さん連れてきたのといい、どうもワケはありそうな気はするんですけどね。ひょっとしてただの仲間意識、ってことは無いよな?


ガンダム定番の大気圏突入プラスの海中突入で大津波、というヘンなスペクタクルは、予定調和的なノリも含めて奇襲攻撃のギミックとして割と良かったのではないでしょうか。まだ人数が足りないという表現なのか、ちょっと力押しっぽいシーケンスではあったけれども、それはそれで「劣勢状態からなんとかしてる皆さん」ちう風にも見えますしね。


…ちょいと裏のありそうな「ロックオンもどき」さんはさて、どういうシカケなんでしょうかね。ちうか、本当に「双子の兄弟」なのかどうか。案外本人ではなかろうか? それはちょっと当たり前すぎるか?


ソウルイーター29話。復活のメデューサさんとアラクネ対抗を模索するシブセンたちの話。メデューサの復活シーケンスは、ハリウッドB級ホラー洋画にありそうな定番を律儀になぞったヤリクチがちょっと好印象。あの「米国郊外っぽいシーナリーと家族描写」は狙いどおりの効果だったと思いますよ。ついでに桑島幼女の演技も堪能できましたしねーェ。


一方でチームプレイを模索するシブセン生徒たち。敢えて息の合いそうにないメンツをチョイスする流れは…その、シュタイン先生か/あるいは作者の意図か、ちうメタの違いはあるものの、意外性を狙いつつ試練をもりこむ要素ではありましょうけど…どうもまどろっこしい仕掛けのような気はする。シュタイン先生自身「時間は無限ではない」ちうてるんやし、もうちょっと姑息な(正しい意味の姑息、ね。その場しのぎの、という)対策でもエエのではないか。それだと話としておもんないか。じゃいいです。


基本的にはタメの回であってダレ気味ではあったな。いや、ダレてるのがダメって意味ではないので留意。こういう仕込みの回こそいろいろとおもろそげな要素を盛り込めるってなもんですよ。今回ならバカを周囲に知らしめつつストイックに自己を磨く黒星さんとかね。今後ちゃんと花を持たせてもらえると思いますがよう判らん。自滅も似合う男ではありますので。