いろいろじゃボケェ

●…さて、いくか。


●新番組・屍姫 赫。原作は知らず、ただガイナ作品とのみ。言われてみればなるほどのガイナ絵でして、割り切った影の落とし方とかガチャ線になるアクションとか、グレンラガンの印象も窺える絵に納得したりする。どうやらキャラデザ/作監がグレンの人のようですな。


んで本編。妙に凝ったお寺さん的組織がゾンビっぽい悪存在を滅する話、のようですかね。ヒロインのお嬢さんは屍だそうで、二挺拳銃でもって異形を斃す。昏い影を引きずりつつ、主人公のツン髪青年の明るさに救われていくのだろうか。あるいは青年がその影に染まってゆくのだろうか。というまあ。


世界設定とその説明の第1話としてはそこそこ。今後キャラの関連が出だしたら面白くなりそうではあるし、うええええ、うーん、…見逃せないよなあ。なんとか視聴アニメ削らなきゃならんのだがなあ。とりあえず2話見て決めよ。あーその、主役男女二人が非声優畑のキャスティングってのは狙ったものであってフレッシュな感覚は出てるのだけれど、特にお嬢さんの方は「キメ台詞のある様式キャラ」という演技がイマイチなので今後に期待すべきだろうか。お兄さんの方は、クラスメイトに似た声の人が居たのが気になったりした。


RD 潜脳調査室19話。なんかものすげえ久々のような気がするが気のせいではなくて間二週間開いているのな。そういうケースに限って前後編とは皮肉なものだ。…いや、見始めたら一発で思い出しましたけどね。森の中のノイズ探ってたらホロンさんの目からハイライトが消えた話でした。


んー…本編のスジ自体はちょいとスピリチュアルに傾きすぎててワシ的には乗りにくかったな。水が全てを雪ぎ流す、自然の強さは人智を超える。そういう考え方も大いにあるけど、しかしそれも視点と程度の問題だからなあ。そんな文言でカタを付けてしまうのは自然に対しておこがましいような気はする。ま、「自然が動物を通じて人に語りかける、って婆ちゃんが言ってた」という台詞を見る限り、やはりある程度判って単純化してるのではあろうけど、さ。


画面的には前編と比すると格段の濃厚さで、仕種や表情やプロポーションの取り方がいちいち肉体的でキマっていた。ダイヴシーンのCGも美しくてよし。…作監が金子拓でした。道理でホロンさんのちちに妙な「実体感」があったハズだわい。もういいからソウタさんはホロンさんとくっついちゃえ。ちゃえ。


●新番組・喰霊-零-。何も翌日の同じ時間にそっくりタイトルのアニメをやらんでもなあとは思いますがね、ととりあえず何も知らず見て、ははあ特務機関的異形退治モノだな、地味ながらなかなか個性的な隊員たちであってワシはあの小山声の向こう傷おっさんの来歴が気になるな、とか思ってたらラスト見てTVの前で割とのけぞった。うーん! …これは見事に酷い(貶してない)。


普通に上等なアニメシリーズとしての作りこみや構築性を披露しておいて、それを全て全てチャラにする非常に悪趣味な(腐してない)第1話。こんなもん作家の履歴で一回しか許されにくい裏技でありまして、しかしそれにしてももったいなくも作りこんだなあ! そのパワーとリソースの惜しげもなさのおかげで、ワタシはまんまと制作側の図に乗ってひっくり返ったのであった。うーん、ガガーリン


てなワケで評価不能、ちうかこれまた第2話見ないことには始まらねェってヤツですね? 困ったなあオイ! …あ、作画は実にカッチリとしてて上等。あと全部チャラにはなったけど、ちょっと突き放し気味なスタンスと怜悧なキャラデザのおかげでエゲツナい人体損壊描写が割と「芸」になってたのもワシ好みではあった。あーしかし、やっぱもったいないなあ…特にあの「お経タイヤ」とか、抜群のバカアイデアじゃんか。ああ。


●新番組・北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王。原作は連載してんのは知ってるけど未読。本家北斗の拳は割と好きです。てことで視聴開始だが、あーなるほそ。本家と同じ時代設定で、それをラオウさん側から語り起こすという趣向なのか。どこまで本家準拠でいくのかはよう判らんが、とりあえず敵のビックリドッキリデザインはその意向に割と忠実で好印象でした。


宇梶さんのラオウは、まあその、内海版と比べるとあまりにもあまりだけど、比べなければ割と「意思のあるピカレスク」として成立しててエエんじゃないですかね。声優っぽくなさもこのラオウさんには合ってるかもしれない。絵的な志向は、影を黒ベタで潰してアウトラインを直線で処理する系統のもの。んー、悪くないけど、どうも「絵が下手でも誤魔化しやすい」という側面もあるのかなと邪推してしまったりな。邪推ですよただの。


作品的には別に視聴を中止する理由はあまりない。ちゃんと面白そうでもあるし。ただ…すまんねえ、このラッシュ状況では多分ムリだわワシ。てことで。まあ。


●新番組・今日の5の2。原作は未読、みなみけはアニメだけ見た。5年生男女さんのしょーもなくも微エロな日常をどーでもよくつづるお話、ですな。何か微妙に動かしづらそうなデザイン(特に目)のキャラがクイクイとよく動くので、それだけでオッケーなのではあるが、全体を4分割しての掌編集積体構成ってとこにとても安心するものを覚えた。そうよね、ムダにストーリーを付与するのはどうもアレよね。


とりあえずクールキャラの女の子さんの唇に惚れたので視聴継続決定しましたが、あの小林ゆう声の(多分)主人公の人は今後貧乏くじを引きそうなキャラなので楽しみにします。あと、急にシリアス顔になるのは作者さんの定番なのね。みなみけの時にはワタシが慣れてなかったのか、何となく唐突で過剰なような気がしてたけど、コッチの方は素直に楽しみました。


…ま、どのみち感想は書きにくい作品だわなあ。エエけど。


●以上終了! あー、もう、どれか削らなきゃ死ぬわワシ! どうしてやろうかもう。