スレイヤーズ/銀魂

スレイヤーズREVOLUTION・5話。おおやっとこさ、のゼロス登場。こういう作品に出てきながら割とちゃんとした「悪魔の真実」を使える人で、ウソを言わずに人を惑わすという正調な悪魔手先さんなのだけれど…さて、今回はどうでしょうか、という。とりあえず石田声で「それはヒミツです」が聞けたのでちょっと和んだりした。


小動物の出自とその行動原理、そして当面の敵が明らかになる話。そのキーとなる失われた町にたどり着くシーケンスは毎度ながらなし崩しで、ちょっと前まで致死魔法の撃ちあいしてたのがウソみたいな仲良しパーティ化である。このノリについていくのは色眼鏡ナシでは難しいかもしれんなあ…エエけど。あと、勝算がねえにも関わらずとりあえず効果的な軽口と啖呵が切れるリナさんは(ある意味)本当に頼もしい。この頼もしさは林原の年期だわな。


銀魂117話。ブッサイクな乙姫様は美しくあらねばならない。なんとなればその美が唯一の道標なのだから。そう、「あの方」が還ってくるための…という。女性はいつまで経っても女性であり、そして美への執着は何より強い、といういささか擦り切れたテーマながら、毎度の定番扱いが上手いのでちゃんと成り立っておられる。…乙姫と対置される(あるいは同一とされる、かもしれない)「美」ってェのがお妙さんなのが銀魂的ではありますがね。


てことで、基本的には高島雅羅雪野五月の演技勝負を見る話。「決まったァ! 鼻フック!」じゃねえですよ雅羅姐さん。そんな状況で何やら業の深い人情話されんのはたまりませんな。いろんな意味で。一方で好き勝手やってる杉田/石田組もよろしいが、来週は何か見せ場がありそうですな。


あと先週に引き続き、アクションシーンは一点突破的に良い動きで楽しかった。神楽さんのサメ使ってのターザンスタントとか、妙にセンスのエエ動きだったな。