図書館戦争/メイドガイ

図書館戦争8話。手塚兄の人が暗躍する話。たしかに暗躍ではあるのだけれど、今んとこ彼の思想や行動にそれほどの問題点はないよーな気はするな。そらまあ確かに笠原さんの査問を作り上げたのはこの兄ちゃん一派だろうけど、とりあえず査問されるような「状況」ではあったわけだしなあ。彼の立ち居振舞いやデザインが悪っぽいのも、何となく「一方の側から見た修正済み歴史」っぽい臭いがいたしましてな。これが味方側の作戦ならエエように描かれるような気がせんでもない。まあエエけど。


とまあそんなことはともかく、一つの問題…ってことはつまり笠原さんという存在そのものにほかならんワケですが…に向けて、お仲間さん各々の立場で出来ることをやってドウジャドウジャ、てな展開は割と面白かったりする。一本気な堂上さんや身内特性を使う手塚弟さんもエエが、やっぱ柴崎さんの男前ぶりですよなあ。彼女が声を荒げるシーンの効果的なことよ。多分これまた彼女の狙いどおりなんでしょうな、てとこまで含めて男前。


…あと、頭なでてやろうとして背が足りない堂上兄さんが最大の萌えどころだろうな。


仮面のメイドガイ10話。ご主人がバカなので神仏に頼ることにするメイドガイさんである。柚木涼香さんの巫女さんなので有無を言わせず霊験あらたかなのである。そしてその神さんは割と中途半端なマニアックエロに弱いのである。よってみんなでテニヌをしましょうネ、というお話。…毎度ながらステキにワケ判らん。そしてそのステキさ加減にはある種の安定感すら感じたりする。あとアラヤ識(ちょっと違う)さんは何となくエエキャラやな、と思った。巨人暴虐女で負け属性。


パッと見ィのキャラキャラ加減でよう判んなくなってるけど、これって「萌えキャラのギャグアニメ」というよりはもっと藤子的な構造なのだよなあ。ダメでヘッポコな主人公の元に便利なスーパー野郎がやってくるけど、そのスーパー能力のせいで毎度エライ目に遭う…という。メイドガイ兄さんを正しく使えれば世界だって征服できるのに、なえかさんはバカだから、というよりは藤子的主人公だからそうしない。いやそのうちすんのかもしんねェけど今んとこしない。毎度そこそこほのぼのなオチを持ってくるのもそれっぽいっすわね。…メイドガイ兄さんが釘バットで撲殺されるのを「ほのぼの」と言えればですが。


てことはアレか? リズさんがスネ夫で荒屋敷さんがジャイアンってこと?