カイジ/メイドガイ/銀魂

逆境無頼カイジ25話。ティッシュ箱しょーうぶ! の巻。今まで提示された情報のみだと必勝なのだが、話の勢い的にはとーうぜんながらどう見ても真っ黒けっけの未来しか見えないカイジさんである。「俺はここで勝ったらキッチリ足を洗う!」ってそれはダメだ! それは死亡フラグだ! この作戦が終わったら故郷に葡萄畑買ってワイン作るんだ、とかそういうノリだ!


まァ今回の仕込みも仕掛けもわりと単純な構造なのだけれど、会長が「メタエンドルフィンがあああ」ちうたりカイジさんの目と眉がふにゃんふにゃんに波打ったりするので、なんかすげえことが起こってるような気がするのですよな。楽しいことだ。それで言うと、籤を引くためにティッシュ箱に手を突っ込むたびに背景が宇宙になるってのがもうバカすぎて良いよな。もうヤケクソに近い。てことでこれ、ラス前かな? さぞ酷いラストになることでしょう。楽しみに。


仮面のメイドガイ5話。ツインテ娘ん所にくのいちのお姉さんが来る話。見た目どおりのSキャラであり、てことは「いじられ倒してオイシイキャラ」である。彼女の登場により先週までのくのいちメイドさんがヨワっちくなった気がするが、これはドジっ娘メイドに「格下げ」だよな。あと「温泉効能:ちちがおおきくなる」という言葉のムダの無さに笑いました。


そしてまた、話の転がし方は毎度ながらとても手堅くバカ臭いので良いと思った。次から次へとまあ、よくここまでしょーもないシーンを思いつけてかつ有機的に繋げられるものだ。どさくさでメガネレズの人までひん剥かれて触手攻撃受けるに至ってかなり感心したりした。…ちうか、ヤマモトさんとこで読んでワタシも遅まきながらびっくりしました。うそんメガネレズって甲斐田裕子なのか! あと男子剣道部のエロリーダーが川島得愛か! キャスティングに何か不思議なセンスを感じるぞ。37のメイドガイセンス。


●帰ってきて発泡酒と餃子をヤりながら、ああ明日も早いのでさっさと寝なきゃなあと思いながら、でも銀魂105話。伊東鴨太郎さん退場編である。Aパートまるまる使って丁寧に丁寧に落し前をつけてやる展開に、何というかキャラに対する優しさを感じた。真殿光昭の熱演がその濃さを相乗させてたような感じ。


瀕死の伊東をムリクリ立たせて刀を与え、その上で土方に斬殺させる…という、そこだけ抜き出すとものすげえ絵面を「ああ、これで彼は救われた」と思わせる持っていき方が上手かった。ちうか彼らは本来そういう極端さを持つ、ある意味異質な集団ではあるんだよな。日頃がアレなのでつい忘れがちだけど。


クライマックスの剣戟シーン。近藤の思いをぶつけるが如き力任せな太刀、沖田の鋭く流れるような剣筋、土方の純粋で異様とも言える血煙の殺陣…と、三者三様な見せ方が決まってましたな。…んー、あとBパートの葬式コントの腰砕け感覚もまた、流石の銀魂テイスツだと思いました。アレ(とかぷりきゅあ着メロとか)がこの作品のコアでもあることだなあ。