狼と香辛料/ガンダム00/ペルソナ

狼と香辛料9話。ワシは商売のことはよう判りませんが、とにかく恐い世界だなあと思いました以上。てことでキャッキャウフフしてたロレンス-ホロ関係が信用買いに失敗してどんよりしてしまうお話。序盤であんなけ「ごちそうさま」なイチャイチャ見せつけたのは後半で落とす(というか関係を再確認させる)ためだったワケですな。しかしそういう仕掛けにしても、あのホロさんの翻弄手管は素晴らしいなあ。ありんす言葉がよう似合っておりんすよ。


後半においてどんどこと現実の寒さを思い知らされてゆく展開はなかなか。今までそこそこ好漢に描かれていたロレンスが荒んでゆくのは辛いとこでんな。んー、割と普通に次回が楽しみなのではありますが、なるべく簡単に語ってくれるとありがたいなあ。ワシは商売のことよう判りませんので。ええ。


機動戦士ガンダム00・22話。トリニティ男連中の役目が終わる話。基本的には物語的な機能だけで構成されたキャラっぽいまま退場されたのでちとかわいそうな気もする。釘宮さんが今後どういう役を背負い込むか、ですかね。一方で刹那さんは大塚周夫幽霊の助力によってメカ的イヤボーンが発動、藤原啓治を返り討ちにしそこねました、という。


何だかんだでイヤボーン展開はやっぱ気持ち良いのではありますが、あの流れで見るとやっぱ、刹那さんが強いんじゃなくて単に搭乗してる兵器が強いだけじゃん、ってな風に見えるよな。そら藤原さんがバカ強いということでもあるんだろうけど。あと、ロックオンさんはどうも人間っぽくない人に縁があるみたいっすね。ま、ガンダムさんたちに人間っぽい人がそもそも少ないんだけど。


PERSONA - trinity soul -・10話。あっれー? 録画ミスったか? と一瞬戸惑う先週と同じアバン部分。なるほどあの回の「一方その頃」ってワケですな。学校仲間さんたちの修行や間抜け刑事さんのドタバタを経て、何故かリョウ兄さん/ジュンさん/メガネマユリさん、の三人で牛丼食って映画に行く話に繋がる、のだが。


…この食卓のシーンがエエのですよ。三人の仲を解きほぐすのが牛丼ってのも面白いが、何故か「映画に行こう」とジュンさんが言い出すに至る空気感の出し方がどうにも上手かった。見てるワシも「こいつらしばらく一緒に居たらおもろいのにな」と思ってたとこだしね。状況を作るための「雨」が、やらずの雨でもありそこはかとない不安定感を出す道具でもあり、ってのも良。


どうぶつ映画見て泣いちゃう子安兄ちゃん、という好エピソードを経て、しかし彼らの関係はこのままではいられない。一気に画面が硬質になる戦闘シーン、赫い服の女に赫い信号機がちと狙いすぎな位。いや、毎度ながら質の高い構成力だわなあ。…あと、あの寮長さんはなかなか油断がならんけど、何者なのでしょうか。予想を裏切ってただのヘボ兄ちゃん、というオチも含みに入れつつ。