狼と香辛料

狼と香辛料3話。港町にて儲け話、されどその裏は意外と深く…という。貨幣の銀含有量をめぐっての本筋も判りやすく解体してあって興味深いが、やっぱホロのキャラ性が見ていて楽しいな。老獪でもあり素朴でもあり、歳を経た狼としての経歴に似合った「普通の人とはちと違う」感じがよく出てますか。リンゴやパンへの無邪気な欲求がエエな。


港町での仲介商相手に詐欺まがいのハッタリをかますホロさん。これも結構な見せ場で面白かったが、ここと次に商売する時はめんどくさいだろうな。「騙されて感心するのが良い商人」とは言え、基本的に一期一会の相手じゃないと使えない手口のような…ってまたすぐ会いに行くのか。ロレンスさんも大変ではある。


あと今回の主役は街そのものでもありましたかね。ぐるりを隔壁に取り巻かれている様子とか商人・両替人とか、そういうマニアック気味な細かいディテイルが楽しかった。