結界師/カイジ

結界師43話。黒芒との第二次決戦はせまる。良守は夜行三人組(ちうか主に閃さん)の挑戦を受けるが、なんかよく判んない「アレ」のせいで彼らを退ける。閃さんの「正当継承者とはこんなものか」てな台詞は志々尾の時を思い出すが、あの時と比べて良守も変化している…ってこってすな。その変化がどのような類のものかは掴みきれない点ですが、ね。


時音さんの日常への思慕。これからエライことが起こるのに人々は平穏であり、ああなんとその平凡さの美しいことか…という思いは何か判るなあ。ちと個人的理由でね。スケールはギガほど違いますが。ここで「給食のためにも俺が頑張る!」と、一気に日常世界に結び付けて考えられる良守は強い子だ。


「交戦規定は唯一つ、生き残れ」て感じの檄を飛ばす正守さんがカッチョ良いね。正守さんの魅力を堪能する回でもあったですかな。あと高乃麗さん。…黒芒戦闘隊がどうも噛ませ犬臭いのが気になるとこではありますが。


逆境無頼カイジ4話。波に揺られる木の葉の如く上がったり下がったりのカイジさんである。カードも無ければ星もない、じゃあどうするかってんでカードを買おう。ここでカネを使わんでいつ使う! ほうらグーを買い占めたらウッハウハだ! これでこの作戦で、全てをやり直そう! …あくまで前へ進まんとするカイジの行動力と思考能力は賛嘆モノだが、当然ながらそう上手くはいきまへんのでして、という話。


この状況で立ちふさがる茶髪が矢尾一樹、邪悪に場を見守る兵頭になんと津嘉山正種か。ほぼ完璧に近い布陣ですがな。矢尾さんはホンマ、こういうカンに障るキャラには不動の魅力があるな。んで大御所津嘉山さんは前作(?)アカギに引き続いてのマスターマインドジジイ役ですが、演技のおっとろしさが数段上がっててちと恐いぞ。