ガンダム00/電脳コイル

●久々にどろんどろんになるまで呑んで帰って来てそのまま録画アニメ見たので、文章の整合性はガッタガタだと思います。うーん、今は幸せ。


機動戦士ガンダム00・6話。今までナレーションや放送など声だけは出てきてた藤原啓治さんが本格登場。どうやら戦争請負のプロらしい。PMCとか言ってた? てことは民間の軍事会社の社員さんってことかしら。立ち位置としてはラル大尉とかバルトフェルドとか、そんな感じになると面白いような気がするけど、まだ判らない。あとついでにコーラサワーさんが出てきた途端に落っこったので割と満足しました。期待を裏切らない。


MS戦闘シーンとともに、それが引き起こす/それを予測して行われる世界の行動を並行して描こう、という意図は今回も顕著に見られる。登場人物の造形がいささか現実離れしているのが、そういった地味ともいえる世界描写と乖離気味なのがまた気にはなるけど…まあ、これは企画段階の要請からしてしょっがねー所ではあるか。しかしスメラギさんとポニーテール野郎が同期ってのはヘンなつながりを出してきたものだなあ。


「藤原さんの新メカが殴りかかってきて次回へのヒキ」というパターンは前にもあったけど、今回は割とシッカリ戦ってくれそうなので楽しみにしておこうかな。しかしスナイプガンダムが近接戦闘用の無敵シールド持ち…ってのはズルいな。ズルいっていうより、なんか戦闘シーンの設計としておもんないような気がする。


電脳コイル23話。人の意識そのものにまで影響を与えるシステムとは恐ろしい。イマーゴを介して精神損傷のリスクを負いつつ、また猫目によるナビゲートが罠であることを知りつつ、それでも道を進むしかないイサコさんである。友達かどうか判らないが、ヤサコさん程自分に近付いてくれた人は居なかった。でも、人の間には遠い遠い距離がある。でも。でも。


土壇場においてイサコさんが選んだのは、過去の自分でも異界の兄でもない、現実に目の前に居るイサコさんとの関係性だった…ってのは、「メガネを捨てろ。手に触れられるものを信じろ」という彼女の決心そのものだったワケだな。電脳体をロストしてしまったイサコさんの姿は、彼女の技術的強さと精神的弱さを考えると実に痛々しい。同時に存在が危うくなっているデンスケはどうなるのか判らんが、あのシーンは結構純度の高いゾンビ映画的恐怖シーンでショッキングだぜよ。いや、このまま消滅したとは思いませんが。


「しょんべんちびりそう」と叫びつつ走り回るダイチさんはペーソス担当キャラですな。重要なとこでもガキテイストを失わない脚本がバカでヨロシ。