東府屋はファミ坊だけれど

●冷蔵庫の奥からなんで買ったんだか覚えていないパン粉を発見する。過去日記を検索してみると半年ほど前に「パン粉を全部使い切った」というのがあるのみ。てことはそれより新しい購入物件なんだろうけど…ワシってそこまで記憶力衰えたの? の? しっばらく考えてやっと思い出した。そうだ、これはカツカレーとかカツ丼とかを喰おうと思って買ってきたヤツだ。そのあとに寄った店でカツの大安売りしてたんで「あ、これでいいや」ってことになり、このパン粉はまあそのうちに、と思ってそれっきり忘れてたんだ。なるほどこれで合点が行った、謂れを聞けば有難や。えー、それはそれとして。


とりあえずこれも消費しとかないとな、と思ってまずトンカツを揚げ、ねんがんのかつどんをてにいれる。そこそこ文句無くできたけれど、ちょっと肉が薄目だったかな。ガッツリ感が少し足りなかったかも。あとムニエルに使って、えーとまだ残ってるな。じゃ豆腐ハンバーグで。何故? なんかやってみたくなったから。レシピは毎度のネット参考。


あれとこれとと食材買って帰ってきたら挽肉忘れてた。あー、うーん、まいいや。多分無くてもイケるやろ。まずは玉葱を飴色に炒める。改変期のどーでもいいバラエティ番組見ながら20分ほど炒めて、まいいやこれで。豆腐は重石して水分を出しておき、それに玉葱と塩胡椒と生姜と生卵とゴマと青葱と、それからパン粉をドカドカ入れてかき混ぜる。前回ハンバーグ作った時には混ぜ具合が足りなかったのか食感がボソってたので、ここぞとばかりにかき混ぜる。…が、肉が無いのであんまし意味無かったかもしれない。ま、気は心よ。


うーん、なんかイマイチ生地がユルいな。とりあえず冷蔵庫で冷やしといて、さて焼きましょう。生でも喰える食材ばっかなので、火の通りはそれほど気にせんでエエよね。色づいて形になったとこでパンから出して出来上がり。やはりちょっと脆くて柔らかめだけど、どうせ喰うのはワシだ。かまうもんかェ。


適当なソースが無かったので醤油かけて頂きます。…うん、割と旨い。思いのほか市販の豆腐ハンバーグっぽくはなっている。危惧してた食感はすこし危惧どおり、やっぱ柔らかさが強いな。もうちょっと火を通すか、あるいはボール状にして揚げちゃっても良かったかもな。次回は繋ぎや焼き方を工夫するとしよう。あと挽肉を忘れないようにしないとね。次回があるかどうかは判らんが。


ちうか、ちょっと調子に乗って作りすぎて喰いすぎた。豆腐と生姜のゲップが出るゥ。


●腐ってもないのに「豆腐」と書く、アレは表記が納豆と入れ替わっちゃったんだよ、てな話を誰かから聞いたけどホンマかしら。「腐」は柔らかいという意味だからエエんだよ、てな話も聞きますがね。…むかし全員集合の豆腐屋コントでいかりやさんが「豆が腐ると書いて豆腐と読むのよね。頭が腐ると書いて志村と読むのよね。顔が腐ると書いていかりやと読むのよね」つってたなあ。ガキの頃聞いたことは忘れんなあ。ホンマどうでもエエ記憶だなあ。多分これ死ぬまで持ってくぞ。あーあ。