DtB

DARKER THAN BLACK・19話。池田勝のハゲおやじさん担当話。刑事稼業を営んでいた過去の彼は今と同じく粗野ではあるが、今のようにやさぐれてはいない。契約者やドールなどを蛇蠍の如く嫌う理由。皮相な視線でしか世界を見れぬ理由。「酔えない男」は、何に酔いたかったのか。


今まで意識的に過去や人間性を感じさせない男として描かれてきたキャラなので、こういう血肉を持った(=ベタな)エピソードを持ってくるのは割と効果的。ゴス娘ドールの話と同一構造とか言うな。今んとこその通りだけど。問題の契約者はシェイプシフターらしく、後編では誰がホンマモンなのかってのが色々と想像されますな。


…っていうスジも如例の定番構造で楽しいのだが、三人出てくるヒロイン扱いの女性のキャスティングがなんかすげえのですげえなあと思った。まず新婚刑事のヨメはんが川村万梨阿で「うわ、色っぽすぎであって小生もう」と思ってたら現在は小料理屋の女将役。んで新興宗教の教祖女が高乃麗、そしてハネッカエリの謎娘がなんと鵜飼るみ子だ。えーと、皆さん四五十台でございます。はっはっは。いやー…しかし、プラネテスの保険OL役でお聞きして以来久々だけど、流石に鵜飼さんのキャピ娘はちっとだけ苦しかった…かな?


冒頭の宗教勧誘オバハンのシーンがなかなか怖くてエかった。いやー、学生時代似たような経験しましたからねーえ。善意の組織末端者は眼が怖いんだ眼が。