のだめ/アイマス/ヒロイック

のだめカンタービレ22話。このアニメ、もうじき終わりなのね。何となく一年くらいやるもんだと思ってたよ。確かに現エピソードは今までで一番の山場…正確には谷場か、まあそんな感じなので、これを纏め上げてシメ、てなノリは悪くないような気はする。


てことでのだめさんはトラウマスイッチが入って引きこもり。一方のR☆Sと千秋さんの展開が実に華麗なので、対比で余計に重っ苦しい雰囲気が出てますな。千秋さんからの「一緒に欧州行かへんか」という、ある種のプロポーザル発言でも復帰しないのは大概であるね。フィナーレへ向けての仕込み中ってとこか。


トラウマコンサートのシーン、「きょうの料理」の旋律の使い方がなかなかのインパクト。今までにも多々あったけど、実際に音が乗るメディアの強みをよく知っておられる。そしてそのデタラメな演奏にはさらに、■本来の曲が持つ主題、■のだめさんの心象風景としのイメージ、の二層が乗っかるのである。なんとまあ、メタな演出を。


アイドルマスター XENOGLOSSIA・13話。何やらワケアリなあずささん(と上層部)によってマコトさんは敵組織への道を選択するのである。てことで、マコトさんを落として上げて落とす話。


中盤の「上げる」シーケンスは少し違和感のあるような描写がされていて、そのことはオチとの落差を演出するのに効果的ではあったと思う。それほどツンケンもせず普通にハルカさんとやりとりしたり、あれだけヘタ打っといてお咎めなしを期待したりのマコトさんとか。ただまあそれでも、何か「書きたいシナリオに合わせてキャラを隷属させてる」ような感じは否めないんだけどね。ちょっと都合良すぎるというか。


ベランダで「謝らないでよ!」と叫ぶシーン、妙に不安定なパースのビル群と色調が面白かった。地平線が傾いてんのよね。


ヒロイック・エイジ12話。鉄と銀の両種族激突、その対価は木星一個也。「かけがえのない星を失うとき」云々の予言は木星のことだろうなとは思ったが、まさかその下手人が(銀の人が状況を利用したとはいえ)人間だったとはね。この一件によって、地球における組織はどう再編されるのやら。


てことでバカ兄者たちがそのバカ能力を遺憾なく発揮するお話。まあバカは置いといて、無限の蟲たちvs超越者ノドスという壮大な戦闘シーンは流石のCG絵でしたな。銀の人たちが木星上に展開した構造物も、ダイソンスフィアっぽい巨大スケールの見せ方が上手い。…イオを木星に落っことしたら核融合反応が暴走して大爆発、という理屈はイマイチ判んなかったけど、見た目かっちょよかったのでまあ良し。


新参戦の姐さんノドスは「70秒前の過去へ干渉!」てな能力持ち。これって最強キャラではないかい? 彼女を相手にキッチリとバトルシーケンスを構築するってのはウデの見せ所ではありますな。何かスタンド戦みたいになりそうな気もするけど。